3か月以上経過した腰痛の90パーセントは改善します!
その理由は、90パセントの患者さんの腰痛は医学的に原因が特定できないタイプの関節炎だからです。
原因が特定できないタイプの腰痛は、正常であれば備わっている関節の遊びが失われていることが原因です。
したがって全身の関節の保守点検を正確にすることで初めて、腰痛やひざ痛に代表される関節の痛みが改善し再発もないのです。
回復までに80パーセントが3か月を要する重傷な腰痛は大別すると次の2種類があります。
一つ目は、主に前屈が制限された上に下肢に痛みやしびれが伴う腰痛椎間板ヘルニア。
2つ目は腰椎椎間板ヘルニアの症状と反対に、主に後屈が制限され下肢にしびれや痛みを伴う腰椎分離すべり症や腰部脊柱管狭窄症があります。
この2種類の腰痛でも80パーセントの方は急性期が最初のひと月です。
消炎鎮痛剤で痛みやしびれが半減する方は全体の75パーセント。
前年ながら残りの25パーセントの方は痛み止めが利きません。
しかしながら全体の80パーセントの方はひと月経過すると痛みが劇的に緩和しますのでどうかご安心ください。
何もしなくても下肢痛やしびれが改善する理由は圧迫を受けた神経がほんの少しやせるためだと言うのが私の考えです。
脊椎の手術の専門医が手術をするのは早いと考えた患者さんに「ノイロトロピン」という薬を処方するケースがあります。
この薬が聞いてくるのはとてもゆっくりで、最短でもひと月はかかります。
私は自分が持てる技術を駆使しても改善されない重症な患者さんが見事に改善されたケースを何回も経験しました。
私が全幅の信頼を寄せる脊椎の専門医の一人に、筑波大学のリハビリテーション科の準教授の坂根正孝先生という素晴らしい専門医がいます。
坂根先生はラグビー日本代表のチームドクターを務められた先生でです。
実をいうと私は坂根先生にお会いしたことはありません。
しかしながら先生の師匠であった故矢吹先生の時代から、間接的に先生が手術した患者さんを数多く見てきたという経験があるのです。
先生がラグビーで日本一になった当時のNEC のチームドクターで活躍されていたことも知っています。
なぜならその当時の監督の奥様が私の患者さんだったのです。
また日本代表の選手が及川治療院に通院されていたこともあり、坂根先生の評判も十分に把握しているのです。
簡単に言ってしまうと、私の仕事は手術後あるいは手術前に関節の立て付けを調整することなのです。
私が考案した関節ニュートラル整体を例えると、ペットボトルのふたを閉めたり緩めたりする技術なのです。
全身には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。
健康な状態では8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能があるのです。
その機能の保守点検システムが関節ニュートラル整体なのです。
整体というとアジャストメント(瞬間的な力を用いるスラスト)やもみほぐしを連想する方が大半だと思いますが、それとはまったく異なる緻密な技術なのです。
私は20年以上日本大学のレスリング部のヘッドトレーナーを務めてきました。
その経験から、修理屋である自分の手に負えない選手をより技術のある手術屋さんにご紹介するという仕事をしてきました。
もちろんどの先生が選手にとってベストかは私にはわかりません。
しかしながら手術の村の住人である先生はよくわかっているのです。
このような理由で、様々なケースの専門医にお伺いを立てるのがベストな選択なのです。
つたない文章を書いてしまいましたが最後にまとめてみます。
現在では整形外科でも関節ごとに学会がありより専門性が高められています。
したがってその部位の関節の専門医が推薦する医師に診てもらうのがベストなのです。
人脈がない方は自分が問題としている「ベストドクター」を検索するのもいいかと思います。
ボストンにあるベストドクター社は最先端の医療大国である米国で国際的に認められた論文を出している医師をベストドクターに認定しているのです。
ミシュランガイドのようなものですね。
もちろん実際に手術を受けた患者さんの評判が良いドクターであれば、成功の確率は高まります。
どこかのだれかではなく、家族や知人などが実際に手術を受けて成功したケースであればより確実な情報でしょう。
残念ながら脊椎の手術の完治率は20パーセントとそれほど高くはありません。
全身の関節可動域の保守点検システムである「関節ニュートラル整体」を受けた患者さんの完治率は80パーセントまで上がるのです。
まずは全身の関節可動域を正常に改善することが大切です。
適切なタイミングで適切なケアーを受けたとしても完治率は80パーセントなのです。
したがってベストな選択は、腰痛に段階で早めに関節可動域を正常に改善することななのです。