腰痛が改善しないケースは、痛みの震源地が腰椎そのものにあるか、それ以外の関節にあるかを見分けることが大切です。

それとともに痛みの原因が関節包内にあるか関節包外にあるかをチェックすることも忘れてはなりません。

そのためには四肢の関節の動きを調べて最後に脊柱(脊椎椎間関節と腰仙関節と仙腸関節の総称)の関節の動きを調べることが必要不可欠です。

関節の運動は次の3段階。

1、自動運動

2、たわみ運動

3、遊び運動

この3弾から構成される運動が正常か、硬すぎるか、動きすぎるかを検査して調整することがベストな選択です。

そのうえで最後に仙腸関節炎または腰仙関節炎の改善が必要不可欠なのです。

言い換えると上から(腰仙関節)下(仙腸関節)の順番で調整するか、その反対の順番で調整するのがベストかを見極めることが大切なのです。

下半身の運動の軸は仙腸関節です。

慢性腰痛、急性腰痛に対峙してきた私の48年の臨床経験では、仙腸関節の動きに不具合がある患者さんが半数です。

残りの半数は脊椎の一番下と仙骨の関節(腰仙関節)に不具合があるのです。

この2つの関節の動きが正常に機能しているかを常にイメージする習慣を持つ事が必要不可欠なのです。

具体的に説明します。

5個の腰椎の中で一番下と下から2番目の腰椎は腸腰椎帯で連結されているためにほとんど動きがないのです。

そのため腰椎の側屈は成人では1度未満(中学生は7度)であるのが正常な可動域なのです。

前屈や後屈はそれぞれ45度ですが腰椎4番及び5番の可動域はとても狭いのです。

動画を撮影することは被ばく量が既定の限界を超えてしまいますので患者の健康を考えて規制されています。

そのため前屈で撮影した映像と後屈で撮影した映像を比較して、医師の頭の中でシュミレーションするしかないのです。

代替医療の従事者は基本的にレントゲン撮影ができませんので動いた際にどこが曲がらないか、または曲がりが悪い関節の動きを代償して動きすぎているかをイメージすることが大切なのです。

繰り返しになりますが、運動は、自動運動、たわみ運動、遊び運動の3段階があります。

24本つなぎの釣り竿の一番下が仙腸関節でしたから2番目が腰仙関節です。

5個の腰椎の上には12個の胸椎、さらにその上には7個の頸椎があるのです。

腰仙関節の曲がりに異常があるか、仙腸関節の曲がりに異常があるかは、動きを想像し動作分析をすることが重要なのです。

肩幅に開いて前屈して制限があるか、あるいは後屈して制限があるかをテストします。

その際に前屈が制限があるケースは側屈のテストで側屈側に痛みが出ます。

反対に曲げた側ではなく伸びた側に痛みが出る方は伸展が制限があると考えます。

前屈が十分にできるが、伸展に制限がある方は腰仙関節炎または脊椎分離すべり症、あるいは脊椎無分離すべり症を疑います。

このように四肢の関節の調整の後に仙腸関節を調整するか腰仙関節を調整するかは、事前のモーションペインのテストに加え、それぞれの関節を動かすテストでほとんどのケースで判明できるのです。

反対にテスト(検査)をしなくてもわかるというセラピストがいたら、その方の技量は高いレベルとは言えません。

運動の3段階(自動運動、たわみ運動、遊び運動)のテスト抜きではどんなに優れた矯正の技術があったとしても原因を突き止めることは不可能なのです。

要するに動いて痛みがあれば筋肉の不具合。

動いても痛みがなければ関節の弾力の不具合があると考え適切なケアーを行えば腰痛は根本改善できるのです。

残念ながら、関節が見かけ上曲がっているのを改善することは不可能です。

しかしながら関節の運動が正常に保たれているかを保守点検することで重症化を予防することができるのです。

変形する前に自動運動、たわみ運動、遊び運動の3段階で構成される関節運動が正常か否かを保守点検するべきなのです。

私は小学生の時から、教育することで関節炎の重傷化を防ぐことができると信じています。

ほんの少し前の我が国は、第一次産業(農林数産業)に携わる方が全体の90パーセントでした。

ちなみに2026年現在ではサービス業が90パーセントです。

昔の人間が60代で腰が曲がった原因は幼少期からの過剰な労働のせいでした。

ところが現在では腰や背中が曲がる方は80代の後半です。

すべての病気の原因は半分が遺伝で残りの半分の大半が生活習慣によるものです。

言い換えると長生きすることでいつかは目と歯と椎間板が痛むのだという現実を教育し未然に予防することが最善の治療であることを学ぶべきなのです。

機械化に変わる前の時代は、何も考えなくてもあらゆる筋肉が幼少時から機能し関節が守られていたのです。

また明治時代までは平均寿命が30歳で死亡の原因はコレラなどの感染症でした。

その後結核が死の病の時代がありました。

現代医学は感染症を次々に克服していったのです。

感染症の専門医でコッホの弟子であった後藤新平。

1923年に起きた我が国最大の死者(10万人)関東大震災。

後藤新平という偉大な政治家が当時の東京市長でした。

関東大震災の被害が最短で収束できたのは、後藤新平という優れたリーダーが存在したおかげだと言われています。

そのほかにも日本人の平均寿命が飛躍的に伸びる結果となったのが大正10年に行われた国家事業でした。

それは水道に塩素を注入したことです。

戦争の兵器として開発した塩素ガスが必要がなくなり、液体塩素として大量に保存されていたのです。

当時幼児や老人が死亡する原因であったのは水道水に様々な細菌が入っている状態だと見抜いたのが感染症の専門医であった後藤新平だったのです。

この内容は河川の専門家で、日本史のなぞは地形でわかるというベストセラー作家の、竹村公太郎氏の本を読むことをお勧めします。

若さを保てるのは、眼医者と歯医者のおかげといわれますね。

さらに背骨の保守点検のプロである「関節ニュートラル整体」の専門家の保守点検で椎間板を正常に保つことが大切なのです。

仕事による関節の変形という現象の返還点は明治維新です。

つまりわずか10パーセント未満の農家の方がお米を過剰に生産できるのは、高度な機械化によるものなのです。

そして江戸時代まで続いた年貢に変わって、機械のリース代が農家を苦しめているのです。

さらに生産した農作物の価格を安定させることが政府の役目なのです。

常に過剰生産し国が買い上げることで食の安全保障を守るべきなのです。

このように経済においても俯瞰してみることができる様にその理由を学ぶ必要があるのです。

MMT(現代貨幣理論)についてわかり易く解説した講義(国会議員の前での講義)が無料で学べますので、三橋TVをご覧になることをお勧めします。

全身には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。 そして正常な関節には8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能が備わっているのです。

この機能の保守点検システムが「関節ニュートラル整体」です。

私は30年前に関節ニュートラル整体の原型を考案し、なんと30年の歳月をかけてテストを繰り返してきました。

長年の努力の結果、現在の完成形が構築されたのです。

当たり前のことですが、30年前は現在80歳の患者さんが50歳でした。

私が開業した42年前は、65歳以上がわずか7パーセントでした。 ところが現在はなんと28パーセントで、そのうち半分は75歳以上なのです。

この時代を想定し安全確実な手技療法とリハビリテーションの進化発展形である関節ニュートラル整体を完成する必要に迫られたのです。

関節ニュートラル整体の特徴は、検査と調整の順番が確立されている点です。

もちろん様々な理由で、単純に順番通りにいかないケースもまれにあります。

具体的には人工関節置換術の手術を選択する以外の方法がない末期の変形性股関節症の患者さんなどに対する施術です。

関節の拘縮が酷いケースでも関節の遊びを回復することは十分に可能です。

しかしながら自動運動の可動域が改善しないケースもあります。

多くのセラピストや患者さんが勘違いしているのは、リハビリテーションは残存機能を失わないことが目的という風に進化しているのを知らないことが原因です。

代替医療(あんまマッサージ、鍼灸、柔道整復師が国家資格を有し開業権がある国家資格です)は国家資格がある方は保健所に開業届を提出しなければなりません。

一方でそうすると様々な制限を受けることになるので、国家資格がありながらあえて届け出をしないセラピストもあるようです。

現実には、ざっくり言うと90パーセントのセラピストは民間資格です。

ミルトンフリードマンが唱える新自由主義に感化された、竹中平蔵や小泉純一郎が日本の政治をカジ取りした結果が様々な規制緩和をもたらし改革の名のもとに日本が貧困化する原因となったのです。

郵政民営化によって国民が利益を受けたのではなく、グローバル産業や国際金融機関が利益を享受したのです。

日本の国土は災害が多いのです。

したがって死亡の原因は災害死が圧倒的です。

それに対し日本以外の国は紛争死が大半なのです。

長さが約3000キロメートルで、幅が最大で250キロの我が国。

それに加え1000メートル以上の脊梁山脈があるために河川が急流で短時間の大雨になると氾濫するため川の近くには住めないのです。

ご存じのように我が国は4つのプレートの上に存在しているので地震の巣が大変多いのです。

それに対しプレートの上に存在する国土に住む、ドイツやフランス、ニューヨークなどの先進国の首都は有史以来1回も巨大地震を経験したことがないのです。

したがって建築物も地震が多い日本のように対策する必要がないのです。

このように住んでいる国土の違いによって根本的に考え方に違いが出るのです。

紛争死は予測できるのに対し、災害死は死を免れるレベルでの予測は残念ながら現在ではほぼ不可能なのです。

この違いをよくよく考えたうえで体のケアーに対する考え方の違いもよくよく考えるべきなのです。

悪い事は起きないと考えてしまいがちな日本人。

それに対し不慮の災難に備えることが当たり前なのが日本人以外の国の人々なのです。

このことをよく知り備えることの大切さを学ぶことができる「大石久和先生のオンライン国土学ワールド」をご覧になることをお勧めします。

健康も災害も必ず悪い事が起きると考えて予防改善の意識を持つ事がベストな選択です。

うまい話はないという事はわかっていても、悪いことは起きないと考えてしまうのが日本人。

「備えあれば憂いなし」という先人の格言を改めて再確認したいものですね。

繰り返しになりますが、関節の痛み(腰痛、背中の痛み、首の痛み、手足の関節の痛み)も重症化を未然に予防することが賢明なそしてベストな対策なのです。