腰部脊柱管狭窄症の9割は症状が改善します。
その理由は腰部脊柱管狭窄症の症状の大半が、脊柱管が狭窄していること自体にはないのです。脊椎や四肢の関節の弾力の異常が原因であるからにほかなりません。
あくまでも全身には約206個の骨から構成される約200個の関節の弾力を検査して、正確に調整する技術を駆使して初めて症状の改善が獲得できるのです。
日本人の脊柱管狭窄症の割合は25パーセント。 つまり4人に1人が脊柱管狭窄症と診断されるのです。
それに対し白人には脊柱管狭窄症がほとんど見られないのです。
白人の平均身長は182センチ。 10パーセントプラスだとなんと約2メートル。 10パーセントマイナスだと約164センチ。
おそらくアジアの人と比較すると骨格が大きいことが影響していると思われます。
水道管の内径は13ミリですが脊柱管は14ミリ以上が正常と定義されています(女性が14ミリ、男性が16ミリ以上が正常値です)。
ご存知のようにあらゆる医学的データは白人を基準に考察されています。
BMIの定義で超肥満である割合は、米国人が約40パーセント、日本人は約4パーセント。
なんと10倍も違うのです。 したがって当然ながら正常値の定義も違って当然なのです。
全身には約206個の骨から構成される約200個の関節があります。
その一つ一つの関節に8方向に1ミリずれて復元する機能が備わっていれば健康を保てるのです。
それは巨大地震の衝撃を10分の1以下に緩衝する免震構造システムに勝るとも劣らない機能なのです。
台風でも折れない柳の木のような柔構造の保守点検システムが関節ニュートラル整体のケアシステムなのです。
椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症のMRI検査をしても、まったく改善されていないのに症状が改善して知るケースが95パーセントです。
一方で、椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症それ自体は重症でないのにもかかわらず、症状が改善しないケースも非常に少ないのですが、存在します。
脊椎の手術もこの10年で非常に進化しました。
しかしながら完治率は約20パーセントしかありません。
その理由は、脳脊髄神経が再生しない組織であるという現実によるものでしょう。
今後のさらなる研究がまたれます。
作物に適切な収穫の時期があるように、腰部脊柱管狭窄症にも回復の時期があるのです。
80パーセントが3か月で症状が改善され、残りの20パーセントの大半が6か月で改善するのです。
言い換えると8割が最初のひと月が急性期、次にひと月が亜急性期、最後のひと月が慢性期なのです。
したがって6週間経過してから適切なケアーを受けることで、炎症(痛みやしびれや機能障害)は回復に向かうのです。
回復までに6か月を要するまれなケースでも、4か月目に適切なケアーを受けても症状改善しないケースは基本的に手術の専門医にご紹介するのが及川治療院のルールです。
このように回復の時期とタイミングを熟知していますので、腰部脊柱管狭窄症で苦しむ95パーセントの患者さんを改善することができるのです。