腰痛が改善しない原因について解説します。

結論から言うと90パーセントの腰痛の原因は全身の関節の可動域の低下です。

残りの10パーセントが病気が原因で起こる腰痛です。

腰痛が改善しない原因は、症状がある関節だけではなく全身の関節の弾力の検査と調整が全く省略されているか、もしくはその技術ができないからにほかなりません。

全身には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

健康であれば、それぞれの関節には8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムに勝る機能があります。

この機能があるおかげで張力の数十倍の力が加わっても、靭帯や軟骨が総称するような大けがを起こすことがないのです。

この機能の保守点検システムが私が考案した「関節ニュートラル整体」です。

関節ニュートラル整体は手技療法とリハビリテーションの進化発展形ですが、残念ながら特許は取れません。

そこで様々な関節の痛みの根本原因である、下肢後面の筋肉の拘縮を改善する健康器具を発明し特許を取得しました。

同時に「関節ニュートラル整体」の説明として著作権も取得しました。

その目的は、あくまでも全身の関節の保守点検である「関節ニュートラル整体」という技術を公開することによって、患者さんが利益を得ることです。

2024年時点で「関節ニュートラル整体」の技術のすべてをマスターし実践しているセラピストはわずか30名足らずです。

ある程度の技術レベルを維持するためには、少なくともひと月に1回は本物に触れる必要があります。

ところが大多数の受講生は、ある程度教わったら自己流でもやっていけると勘違いしてしますのです。

残念ながら超天才でもない限り、自分自身の行動を第三者の目で見ることはできません。

常に基本に返ることによって、最新の技術がリセットされるのです。

私が考案した「関節ニュートラル整体」は全身の関節の保守点検の順番がありますので、普通の才能があればどんなセラピストも効果を出すことができるのです。

ところが自己流になると確実に効果を出すことはできなくなるのです。

画竜点睛を欠くということわざがあります。

肝心なことが抜けているとせっかくの仕事が無意味になるのが現実です。

関節の調整の最後に仙腸関節の調整を行って終了するか、または腰仙関節を行って終了するかで効果は全く異なるのです。

AKA博多法という技術があります。

それによると90パーセント腰痛の原因は仙腸関節の機能不全であるとの定義だそうです。

ところがこの手技の開発者である博多先生の施術を受けて改善しなかった患者さんが、最後に行うのが腰仙関節であった症例を何回か経験しました。

博多先生の指導を受けて池袋で開業していた医師の施術を受けて腰痛が改善しなかったケースも多数経験しました。

あくまでも初診の患者さんにおいては上肢の関節、、下肢の関節の調整の後に、脊椎の関節の調整を行い、腰仙関節、仙腸関節の順番で行うケースと仙腸関節、腰仙関節の順番で調整するのが最適なケースがあるという事実を述べているだけです。

私の46年にわたる臨床経験では、前者(最後に仙腸関節で終了するケース)と後者(最後に腰仙関節で終了するケース)の割合はざっくり言って半々です。

それを腰痛の原因は90パーセントが仙腸関節機能不全という主張をしていたセラピストは、言って医療ではなく宗教といえるかもしれません。

閑話休題

日常生活に支障が出るほどの関節の痛み(肩、ひじ、手、股、膝、足、脊椎の関節の痛み)で苦しむ患者さんは、整形外科を受診することでしょう。

そこで大切なことは、整形外科であってもそれぞれ専門が違うという情報を事前に調べることです。

私が茨城県牛久で及川治療院を開業したのは今から40年前です。

その当時は現在のように整形外科の業務は細分化されていませんでした。

もちろんインターネットで簡単に情報が得られる時代ではありませんでした。

ところが現在ではホームページを通じて、先生の出身大学やどのような分野で活躍された方かが容易にわかるようになりました。

その情報があるかないかで、選択肢は格段に変化します。

茨城県の唯一の総合大学である筑波大学ができたのは昭和48年。

つまり最初に筑波大学の医学部をご卒業された先生が60歳以上になっているのです。

つくば学園病院、つくば記念病院、、つくばメディカルセンター、つくばセントラル病院などつくばがつく病院が筑波大学病院の下部組織であることがわかります。

2025年には、800万人のいわゆる団塊の世代(昭和22年、23年、24年生まれ)の方が後期高齢者になります。

このままでは医療や介護の分野は崩壊することが確実です。

急性痛を見る医師の絶対数が足りないのです。

私は患者さんの利益を第一に考え、先延ばしすると大変なことになることが確実なケースの患者さんには7年前に牛久市に建設された「つくばセントラル病院クリニック」を受診することをお勧めしています。

整形外科の分野では船橋病院や松戸整形外科クリニックの受信をお勧めしています。

手術が必要な患者さんは、手術の名医が進める名医に診てもらうことがベストな選択です。

歯医者さんであれば歯医者さんに紹介される病院(筑波学園病院、つくばセントラル病院の口腔外科)となるのです。

もうすでに準備しなければならないのに、日本国がするべき準備を怠っている政府を批判することは大手マスコミはほとんどありません。

ところがさすがに来年からは、大手マスメディアがこぞって騒ぎ立てることでしょう。

最も大きな問題は、わが国が災害死が多い国で、それ以外の国は紛争死が多いという事実です。

残念ながら、、南海トラフ地震や関東大震災に対する備えが十分ではありません。

巨大地震が一部の地域を除いてほとんどない米国がこれからさらにインフラ整備を徹底的に行う事に対し、、地震、台風、火山など災害死が多い日本は本当に情けないレベルの対策しかしていません。

東京湾アクアライン、圏央道、道の駅を作った前土木学会会長の大石久和先生の「オンライン国土学ワールド}をぜひご覧ください。

腰痛対策も「備えあれば憂いなし」が真実なのです。

インフラ整備が最重要な我が国日本。

それは腰痛を未然に防ぐことでも同様なのです。

腰痛、背中の痛み、首の痛み、四肢の関節(肩、ひじ、手、股、膝、足関節)の痛みの原因の90パーセントは改善可能な関節の弾力の異常です。

残念ながら一度変形した関節は、手術以外では改善することはできません。

国際統計によると、45歳未満では関節の変形はわずか2パーセント。

それが45歳以上になると何と15倍の30パーセント、、65歳以上では63パーセントというように年齢とともに増加していくのです。

大切なことは痛みの段階を放置するのではなく、弾力の不具合を改善することです。