腰痛の90パーセントは根本改善できます!

ただし脊椎や骨盤(仙腸関節、腰仙関節)の調整だけでは不十分です。

全身には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

完治率を90パーセントに高めるためには、全身にある関節のすべての弾力を検査して調整することが必要不可欠です。

その理由は、腰痛の原因が胸椎の関節そのものではなく胸椎や頸椎にあることも珍しくはないからです。

つまり脊椎の全体的なしなりを検査して調整する必要があるという事です。

また脊椎は骨盤の中にある仙腸関節で下肢の関節と連結しています。

下半身の運動の支点が仙腸関節です。

したがって股関節やひざ関節、足関節の可動域が十分でないと仙腸関節が内側から壊れることになるのです。

これは比較的ゆっくりと少しづつですので、よほど真面目に毎日ストレッチを習慣化している人でない限り早めに気づくことは皆無です。

ふいに起きた交通事故や誤って穴に落ちるとか足首をねんざした際の衝撃によって、仙腸関節が捻挫することもあります。

このようなケースではすぐに違和感が起きるので原因が確認できます。

少し遅れて症状が出たとしても1週間以内に発症します。

仙腸関節が急に起きたか、または乗除に時間をかけて起きたか、2パターンのケースがあるという事を考慮しなければなりません。

腰痛という症状は、仙腸関節炎と腰仙関節炎(腰椎の最下部である第五腰椎と仙骨で構成される関節の炎症)の2パターンがあるのです。

そしてそれだけではなく、

1,腰椎の上部に位置するすべての関節(胸椎、頚椎、胸郭を構成する関節、上肢帯など)が影響を与えているケース。

2,腰椎の下部のすべての関節(股、膝、足の関節)が影響があるケース。

3、上記2つに加え腰椎の関節そのものに問題があるかを丁寧に検査して異常があればその都度調整しなければならないのです。。

私が考案した関節ニュートラル整体は全身にある関節の8方向の遊びを的確に検査して調整できるケアシステムです。

この8方向の遊びがある限り、人間の体がひどく損傷したりすることを防いでくれるのです。

れでは改善しないケースはどのようなものであるかを書いてみます。

日本では毎年約138万人が死亡しています。

1,38万人ががん

2,20万人が心臓病。

3,12万人が肺炎。

4,10万人が脳血管疾患。

このような死亡原因で大勢の方がお亡くなりになっています。

そのうち100万人は80歳以上です。

このように数字で考えるとやはり改善しない腰痛の原因は上記の病気が疑われます。

1,1週間で改善するギックリ腰(筋膜の損傷)

2,4週間で改善する坐骨神経痛(神経の損傷)や軽い肉離れ。

3、12週間で改善する下肢に痛みを伴う腰椎分離すべり症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニアなど。

80パーセントの方はこの様な期間でけがは回復します(成人病の方は2倍かかるケースが大半です)。

具体的には回復までに8割が3か月を要する腰椎椎間板ヘルニアで6週間経過した患者さんは関節ニュートラル整体の施術で症状が軽減するのです。

言い換えると、症状が改善するまでに24か月を要するまれなケースだとしても、12か月以降に的確な施術を受けて症状が全く変わらないケースは手術を必要とするか、または改善しないご病気がある方が大半なのです。

多くの患者さんは、たまたま回復期に受けた施術で症状が改善したのでその施術が効果があったと思うはずです。

腰痛に関する限り、関節の可動域を改善しその状態を維持管理しない限り再発し重傷化するのです。

人体には次の3種類のセンサーがあります。

1、皮膚にある外受容性感覚器。

2、関節にある固有受容性感覚器。

3、内臓にある内受容性感覚器。

このセンサーを正常に働かせるのが関節ニュートラル整体のケアシステムです。

つまり

1,皮膚及及び皮下組織

2、筋膜

3、筋肉

4、神経と血管

5、靭帯

6、椎間板や軟骨

に分類される関節被膜の的確な調整を行うケアシステムなのです。

皮膚をタッチしただけで症状が改善するとか、一部の関節の調整で症状が改善するとかという事は基本的にはありません。

しかしながら様々な代替医療において効果があるのはプラセボ効果であることが判明しています。

プラセボ効果は期待値と条件付けで増幅することも判明しています。

「高いものはいいものだ」「このブランドの製品は効果がある」「高島屋の包装紙の製品はいいものだ」といったものです。

残念ながら医療においてもビジネスの側面があることは否定できません。

しかしながら、まだまだ良心的な医療関係者が大半であることもまた事実です。

したがって自分の力が及ばないケースは、患者さんの評判がいい医師に紹介状を書くことを及川治療院のルールにしているのです。

セラピストになって46年経過した今も、どのような腰痛の症状も、改善するか、、変わらないか、死亡するか(がんの骨転移など)であることを肝に銘じて毎日の施術をしているのです。