背中の痛みの9割は改善できます。

その理由は背中の痛みの9割は関節被膜の不具合が原因だからです。

関節被膜を大別すると次の6層に分類できます。

1、皮膚および付加組織。

2、筋膜。

3、活動筋と支持筋。

4、神経と血管。

5、靭帯や軟骨。

6、椎間板。

以上です。

人体には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

健康な関節では、8方向に1ミリずれて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能が備わっているのです。

この機能は巨大地震の衝撃を10分の1以下に緩衝する免震構造システムに勝るとも劣らないものです。

上記の関節被膜は筋肉や腱、皮膚のように収縮する組織と、骨と骨を連結する靭帯のように収縮がほとんどない組織があります。

パソコンの操作やテレビゲームの操作においては関節の運動がほとんどないために、骨と骨を連結する靭帯が拘縮してしまうのです。

反対に、過剰な運動を継続すると筋肉や腱を酷使してしまい重症な肉離れを引き起こして運動を断念することにもなります。

軟組織は3か月で入れ替わり、骨は2年で入れ替わります。

腰痛、背中の痛み、首の痛み、手足の関節の痛み(肩、ひじ、手、股、ひざ、足の関節の痛み)を総称して関節の痛みと定義されています。

関節の痛みの9割は人工関節置換術意外に改善しない重症なケースではありません。

したがって私が考案した関節ニュートラル整体(手技療法とリハビリテーションの進化発展形です)を駆使することで十分に改善できるのです。

閑話休題。

人類が東アフリカで誕生して20万年。

人類はおよそ6万5千年前に移動を開始しました。

その原因は氷河期のために大型草食動物(メガファウア)を追いかけて移動したようです。

何台も世代を重ねてユーラシア大陸(現在のヨーロッパ)に到達したのが約4万5千年前です(そこでメガファウアの化石が途絶えているので食べつくしたようです)。

やがてヨルダン渓谷に到達し西に分かれたのが5大文明を築き上げたヨーロッパの人間となりました。

現在の中国や日本に到達したのが約4万年前。

当時の日本海は大陸とつながっていたのです。

この過程で人類は砂漠に適応できる麦を発見し農業が誕生したのです。(約1万年前)

そして栽培した麦を食べにくる5大家畜(牛、馬、ヤギ、ヒツジ、ラクダ)を飼うことを覚え酪農が誕生しました。

そのまま歩いて北米に到達したのが約1万5千年前で、南米に到達したのが約1万年前だという事がわかっているのです。

ちなみにハワイに到達したのが約1500年前です。

ミトコンドリアのDNA解析によると我々人類の祖先がある一人の黒人女性から誕生したことがわかっているのです。

そして突然変異で白人や黄色人種になったのです。

またネアンデルタール人の遺伝子がない(純血種)は黒人だということもわかっているのです。

ご先祖様を大切にするという事であれば、アフリカにすむ黒人を大切にすることになるのですが。

このように世界史を見てみると、人類の平均寿命が30歳程度であったことがわかります。

日本人の平均寿命が40歳になったのは明治時代。

50歳になったのが昭和22年(1947年、女性は53歳)。

60歳になったのが昭和36年(1961年)。

1653年に始まった江戸時代の平均寿命は30歳。

1868年に始まった明治時代の平均寿命は40歳。

わずか154年間の間に平均寿命は約3倍になったのです。

国際統計によると変形性関節炎は45歳未満では2パーセント。

45歳以上になると15倍の30パーセント。

65歳では63パーセント、80歳では84パーセントであることが確認されています。

人類が約1万年前に偶然に農業や牧畜を発見してからほとんどの期間は約9割が第一次産業(農林水産業)でした。

ところが先進国になるとどの国でも9割はサービス業になるのです。

繰り返しになりますが、平均寿命が3倍を超える方も珍しくはないのです。

したがって予防改善の目的で筋トレやケアーを受けることが何よりも大切なのです。

若さを保てるのは歯科医と眼科医のおかげともいえます。

歯の健康を考えても、抜歯以外に方法がなく、インプラントか入れ歯以外の選択肢がないケースに至らないために、予防することが大切なのです。

現在は比較、納得、購入の時代です。

過去と現在を比較し、日本と他の国を比較するためには、上記のようなざっくりとした世界史を学ぶことが必要不可欠です。

医学においても遺伝子の研究が進んでいます。

関節炎が重症化する原因は半分が遺伝、残りの半分が生活習慣によるものです。

とはいえ安全性が担保するまでは、無謀な挑戦は避けるべきです。

私は手技療法を極めんとこの道に入って44年。

3歳の時に経験(バイク事故)した頭がい骨骨折。

14歳の時に経験(器械体操の跳馬)で右手の小指の骨折。

15歳の時に経験(マット運動)で右足首の骨折。

16歳の時に経験(柔道)した頸椎と腰椎の圧迫骨折。

このように合計5か所の骨折を経験しました。

骨折は整形外科で完治しました。

しかしながら、最後に経験した柔道によって起きたケガの後遺症が17歳から発症し40歳まで続いたのです。

この後遺症を克服した経験によって誕生したテクニックが手技療法とリハビリテーションの応用発展形といえる関節ニュートラル整体なのです。

人類が誕生してからの20万年間の大半は、60歳から90歳の人生はありませんでした。

ところが現在では90歳まで生きる方も珍しくありません。

この超高齢化社会に適応した技術が関節ニュートラル整体なのです。

このような理由で、関節の痛みの最もありふれた原因である関節被膜の拘縮を点検整備することが、ベストな選択なのです。