8人に1人が75歳以上である超高齢化社会である我が国日本。
外反母趾やへバーデン結節などでお悩みの患者さんは珍しくありません。
残念ながら一度変形した関節は、人工関節置換術や骨切り術を受ける以外では改善することはありません。
もちろんこのような手術は、飛躍的に安全性や効果が進歩した現在であっても、日常生活に支障がない限りお勧めすることはありません。
またこのような手術の症例は圧倒的に米国や欧州が多いために、用いる人工関節も米国製が大半です。
米国や欧州で生産された薬や、インプラント(人工歯根や人工関節など)も日本での認証はこれまで約5年もかかりました。
これらはドラッグラと呼ばれるものですが、国内産業を守るという良い面と最新の治療を受けることが遅れて手遅れになるかもしれないという悪い面があるのです。
自国での新型コロナワクチンの開発が遅れたために、ワクチンを輸入するしか選択の余地がないという経験を踏まえた日本。
緊縮財政による長引くデフレによる経済不況が影響を及ぼしていることは疑いの余地がありません。
1603年から1868年まで続いた徳川幕府による鎖国政策。
なんと265年間も自由貿易を制限しての政治が継続したのです。
江戸時代の平均寿命は約30歳。
70歳まで生きた徳川家康以外の歴代将軍の平均寿命は約50歳だったのです。
やがて明治維新が起こり欧州をお手本にわずか37年で日露戦争に勝利するまでになったのです。
ちなみに当時の平均寿命は約40歳でした。
1905年の日露戦争の勝利で浮かれた日本がわずか40年後の1945年に大東亜戦争(太平洋戦争)の敗戦となったのです。
ご存知のようにそこからわずか45年で経済復興を遂げバブル崩壊にまで至ったのです。
このように40年から45年サイクルで浮き沈みが起きる日本。
もしかすると、デフレ脱却がそろそろ起きるかもしれません。
皮肉なことに、我が国の優れた指導者ではなくアメリカさまのご指導によることになりそうです。
しかしながらデフレギャップの解消は政府による大規模な投資が必要であることは疑いの余地がありません。
公共投資、設備投資、技術投資、人材投資の4種類の投資ができるのは、デフレ期において貨幣発行の権利がある日本政府以外にはないのです。
関節が変形するまで長生きとなった現在の日本。
生涯現役でいるためには、予防改善を徹底する以上の策はありません。
関節ニュートラル整体は全身に存在する約206個の骨から構成される約200個の関節の弾力を正常に整えることができるたぐいまれなケアシステムです。
私はこの技術の普及啓もう活動を通じて、日本人の健康に貢献したいと考えています。
当たり前のことですが、何よりも大切で効果的なケアーは予防改善です。
関節炎が重症化して日常生活に支障が出る前であれば、関節の痛みは十分に改善可能です。
繰り返します。
関節の変形は改善できませんが、関節の痛みは改善できるのです。