関節の痛みを改善するベストな方法について書いてみます。

関節の痛みを改善するベストな方法は、全身の関節の弾力を検査することです。

私は今から30年ほど前に全身の関節の保守点検システムである「関節ニュートラル整体」を考案し普及活動に邁進してまいりました。

今でも年間で約100回の講演活動をしておりますが、大半が専門家向けであるために、一般の方に対する啓蒙活動はとても十分とは言えません。

一方で全身の関節の保守点検ができるセラピストは30名を超える人数に到達することができました。

言い換えるとわたしの分身ともいえる専門家が30名になったという事です。

インターネットが普及した今だからこそその地機は熟したと考えています。。

私が開業している茨城県牛久市は、筑波研究学園都市の隣にあります。

及川治療院は常磐線の牛久駅から直線距離で400メートルのところにあります。

来院される患者さんの99パーセントは車で治療を受けに来ます。

そして90パーセントが牛久市以外の患者さんです。

及川治療院に来院される患者さんの大半は知人のご紹介です。

以前は紙の媒体に広告を出したこともありましたが、残念ながら私が広告に利用した大手の会社は現在では存在していません。

NTTのタウンページもインターネットの普及によって効果がなくなってしまい撤退しました。

私自身合計で14冊の本と10本のDVDを出していますが、インターネットで検索しない限りその存在すら見つけることは困難でしょう。

様々な雑誌に取り上げられたことがありますが、残念なことにその雑誌の大半は存在していません。

思いっきりテレビに出演し合計で100回以上雑誌に取り上げていただいた私ですら方向転換を迫られているのです。

新型コロナ感染症によるパンデミックの後に情報量は3・5倍になりました。

それだからこそ情報の波に飲み込まれてしまう危険があるのです。

患者にとって有益な情報を配信することが自分の使命だと考えています。。

閑話休題

人体には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

正常な関節には一つ一つが8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能があることはほとんど知られていません。

この機能の保守点検システムが「関節ニュートラル整体」なのです。

走る、歩く、自転車に乗るなどの運動時には、それぞれの関節が連動して対角にらせん運動をしています。

具体的には下肢を持ちあげる際には、股関節が屈曲、内転、外旋という動きが起こります。

その反対の運動である下肢を踏ん張る運動は、伸展、外転、内旋という動きになるのです。

これを足の裏の動きで説明すると、かかとの裏の外側に体重を乗せてから、母指球に体重移動するとなります。

運動を言葉で表現すると、専門家でない限りわかりにくいですね。

また運動には自動運動、たわみ運動、遊び運動という3段階があるのです。

簡単に言うと動いて痛みがあるケースは、自動運動に問題があるという判断をします。

一方で動いてはいたくはないが、痛みがあるケースは、たわみや遊びといった、関節の弾力が失われていると想像できるのです。

大切なポイントは施術の前に全身の関節可動域の検査をすることです。

次に全身の関節のそれぞれの弾力の検査と調整をすることです。

そして全身の関節の弾力を訂正した後に初めて、連動する正しい動作を回復するリハビリを行うべきなのです。

最後に施術前と施術後の全身の関節可動域の検査を比較して終了します。

このように立位での前屈と後屈、左右の側屈、左右の回旋を比較する検査を省略してはいけないのです。

このように治療の前と後の関節可動域を比較することで、関節の痛みで苦しむ患者さんを確実に回復に導くことができるのです。

関節ニュートラル整体はあくまでも科学に裏打ちされた技術なのです。

そして、検査と調整が表裏一体となった、安心安全な唯一無二の技術なのです。