腰痛、背中の痛み、首の痛みを総称して背中の痛み(バックペイン)といいます。
肩、ひじ、手、股、膝、足関節の痛みを総称して関節の痛み(ジョイントペイン)といいます。
これらを総称して関節の痛みと呼んでいるのです。
関節の痛みの中で95パーセントは関節に備わった弾力が失われているのを改善することで症状が改善できる単純性関節炎です。
単純性関節炎は医学的に特定できる病気ではない関節炎です。
したがって正常な関節に備わった弾力を改善することで確実に改善できるケースが大半(ほぼ100パーセント)なのです。
一方で、注意が必要なケースはどのような関節炎なのかを書いてみます。。
感染性関節炎。
化膿性関節炎。
リュウマチ性関節炎。
などの病気の関節炎はわずか5パーセントの確率なのですが注意が必要です。
このような理由で適切なケアーを受けることで関節の痛みの95パーセントは十分に改善することができるのです。
全身には約206個の骨から構成される約200個の関節があります。
健康で痛みがない状態の関節には、8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能が備わっています。
この機能があるおかげでいわゆる関節の痛みやけがと無縁な生活が送れるのです。
私が考案した関節ニュートラル整体は、全身の関節の弾力の保守点検システムなのです。
関節の運動は次の3段階。
1、自動運動
2、たわみ運動
3、遊び運動
この3段階の運動が正常なのは30歳まで。
その理由は25歳からコンドロイチンを形成する機能が衰えるのと同時に、軟骨に栄養を運ぶ血管が30歳で完全消失してしまうのです。
つまり運動を継続しないと椎間板や軟骨の弾力を正常に保てなくなるのが30歳以上の人間の宿命なのです。。
さらに30歳から60歳までの中で45歳以上になると、それまで2パーセントであった関節の変形が何と15倍の30パーセントにまで跳ね上がるのです。
そして60歳を超えるとさらに2倍の63パーセント、80歳までには83パーセントになります
。
腰痛を例に具体的に解説してみます。
背中や下肢の後面の筋肉が硬く十分に前屈ができない方は、10年で腰椎椎間板ヘルニアを発症し、15年で変形性脊椎症や腰部脊柱管狭窄症になることが大規模な調査で確認されています。
当たり前ですが年を取らない事はできません。
したがって関節の柔軟性が低下することを予防する以外に方法がないのです。
私はこれまでに次の3種類の運動療法を指導してまいりました。 それは次の3種類です。
1、手技療法
2,リハビリテーション
3,体のゆがみを整えることを目的とした筋力トレーニング
この技術の進化発展形が「関節ニュートラル整体」」です。
そして体のゆがみの根本改善を目的とした健康器具を開発し特許を取得しました。
現在2個目の特許を出願中ですが、それが取れ次第大々的に広める計画です。
当たり前ですが関節を生涯健康に保つのは予防の意識です。
予防こそ最善の治療です。
麻痺(腕が上がらない、100メートルの歩行ができない)、排尿困難、鎮痛剤が利かないレベルの痛みなどの症状がある方はとりあえず町の整形外科を受診して、総合病院の紹介状を書いてもらうのがベストな選択です。
手術が必要と考えられる症状が3種類ないケースであれば試しに関節ニュートラル整体を受けてみるのも良いでしょう。
800万人いる団塊の世代が75歳以上になる2025年。
今年から紹介状なしに大病院を受診することが制限されることになりました。
希望する専門医を受診したければ、かかりつけ医の診察と紹介状が必要です。
このような理由で、やがて手術が必要になるかもしれないと予想される患者さんは、症状がひどくなる前に、ご自身の病気のケースの「ベストドクター」や学界の認定医の診察を受けるのも考えるべきではないでしょうか。