仙腸関節炎と腰仙関節炎を区別することで腰痛は改善できます!

全身には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

正常な状態の関節には、それぞれの関節に8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能があることがほとんど知られていません。

腰痛、背中の痛み、首の痛みに代表される背中の背面の痛みをバックペインといいます。

手足の関節の痛み(肩、ひじ、手、股、膝、足の関節の痛み)を総称してジョイントペインといいます。

大別すると2種類となる関節の痛みを総称してジョイントペイン(関節の痛み)と呼んでいるのです。

ご存じのように近代医学が日本に伝わったのは明治時代です。

カイロプラクティックが日本に紹介されたのは大正時代です。

私が考案した関節ニュートラル整体のベースは次の3種類から構成されています。

1,カイロプラクティックの最も優れたテクニックであるモーションパルペーション&マニュピュレーション(動的触診法と手技療法)

2、理学療法の集大成であるPNF(固有受容性神経筋促通手技)

3、体のゆがみを整えることを目的とした筋力トレーニングとストレッチ

この3種類のテクニックの応用発展形が「関節ニュートラル整体」なのです。

簡単に言うと米国から伝わった技術を超高齢者から幼児まで安全確実に適応できるようにアップデートした技術なのです。

関節ニュートラル整体は軟部組織と関節を調整する技術の完成形といえるでしょう。

運動には他動運動と自動運動がありますが、収縮性組織と非収縮性組織の保守点検システムの完成形は「関節ニュートラル整体」のほかに類例はないのです。

残念ながら一度変形した骨で構成される関節の変形は人工関節置換術以外での改善は不可能です。

一方で変形は改善しなくても関関節の弾力を改善することで関節の痛みは改善できるのです。

具体的に言うと例えば足の長さをそろえるという手技があります。

右利きは世界の95パーセントです。

したがって投げる動作や打つ動作で体重移動をする足は左です。

ジャンプするときの踏切り足も当然左です。

大多数の人間は左の母指球に体重移動ができますが、右にはよほど訓練しないとできないのです。

つまり右下肢は足の外側に体重が乗るのでほんの少しですがが身股になるのです。

それに対し左下肢はまっすぐです。

したがってもともと1センチ程度左下肢が長いものなのです。

医学的にはその差が1・25センチ以内であれば正正常とされているのです。

余談ですが大リーガーで活躍した選手で有名なイチロー選手、松井選手、大谷選手は右投げ左打ちです。

もしイチロー選手が右打ちであったら、安打の世界記録は誕生していなかったことでしょう。

我々凡人は右投げ右打ちの方が大半なのです。

したがって骨格のゆがみもまるで左下肢に過剰に体重をかけているかのように歪んでいるのです。

繰り返しになりますが、一度変形してしまった骨から構成される変形した関節を改善することはできません。

一方で関節の弾力は改善することができるのです。

関節ニュートラル整体は全身の関節の保守点検システムです。

国際統計によると、関節の変形は45歳未満ではわずか2パーセント。

それが45歳以上になると何と15倍の30パーセント。

60代では63パーセント。

80代では83パセントになるのです。

言い換えると高齢になるにしたがって関節の意変形は進むと考えて、未然に予防することが必要不可欠であることがわかります。

歯医者さんは定期的な歯科検診を推奨しています。

私は関節の痛みの重傷化を防ぐために、関節被膜(皮膚及び皮下組織、筋膜、筋肉、神経、血管、靭帯、、軟骨、椎間板など)の保守点検をお勧めしています。