長引く首の痛みの9割は完治できます。
長引く首の痛みとは、3か月以上経過しても改善しない首の痛みのことを言います。
長引く首の痛みの9割が改善するという事実には明確な理由があります。
それは長引く首の痛みの9割が、適切な運動療法を受けることで十分に改善可能な関節炎だからです。
残念ながら改善しないケースもあります。
それは日本人の死亡原因を考えてみるとわかります。
毎年138万人の方がお亡くなりになっています(少し前のデータです)
毎年の1番がガン(38万人)
2番が心臓病(20万人)
3番が肺炎(12万人)
4番が脳血管疾患(10万人))
このうち100万人が80歳以上なのです。
このように数字で考えると現実を知ることで不安がなくなります。
上記に挙げた病気は死亡人数が減らないので、基本的に完治することはないと考えるべきです。
アルステッドという有名な米国の外科医が乳がんの摘出手術を開発しました。
その功績からガンを根こそぎ抉り取る手術の名称をアルステッド法といいます。
やがて胃がんの手術に応用されました。
そしてあらゆる固形がんの摘出手術に応用されましたが、残念ながら最初に想定された効果は見られないのでした。
米国でも長年がんの切除手術を行っていましたが現在では1パーセント以下になりました(日本は今でも6割行っています)
この手術に延命効果があるかを調査したところ、ないという事がわかりルールを変えたのです。
ところが我が国ではルールを変えられないのです。
詳しく知りたい方は慶応大学で長年研究と臨床をしていたの著作を少なくとも7冊読むことをお勧めします。
臨床家である私は、施術して関節の痛みを改善することが何よりも大切です。
したがって上記の病気が原因のケースは除外しなければなりません。
悪性腫瘍はわずか1ミクロンの初期段階で全身に転移します。
残念ながら現在の方法では早期発見は不可能ですし、死が避けられない本物のがん(固形ガン)は手術や抗がん剤の延命効果は期待できません。
一方で池江里佳子(水泳選手)が完全緩解した血液のがんは半数が抗がん剤の効果があるのです。
何事もうまい話はないのが現実です。
余談ですが、ネズミやサルなどの動物は検査でわからないガンや結核のにおいを判別することができるのです。
ネズミを教育して地中深くに埋められた地雷の撤去を行っているほどなのです。
しかしながらわかったところで完治させることはできないのが現実です。
このように考えると今後の日本でも患者さんに負担をかける手術や抗がん剤から緩和ケアーに向かう事でしょう。
長い間人類を苦しめてきた感染症には完治があります。
しかしながら成人病には完治がほぼないのです。
したがって重症化や症状の悪化を予防することが賢明な選択です。
そのためには日本以外の先進国でスタンダードになっている知識を若いうちから教育することが最も費用対効果があるのです。
私は人体の関節の修理屋です。
95パーセントのケースは修理が可能です。
一方で手術や化学療法が必要なケース(リュウマチや膠原病など)の関節の痛みもあるのです。
及川治療院で行っている施術は「関節ニュートラル整体」というテクニックで商標登録しています。
関節ニュートラル整体は、手技療法とリハビリテーションと筋力トレーニングの3本の柱から構成されています。
簡単に言うと全身の関節の弾力の保守点検システムです。
それは良心的なディラーが行うメンテナンスのようなものです。
また関節炎の重傷化を予防することを目的とした健康器具を発明してすでに特許を取得しています。
この健康器具は柔軟性の低下が原因の関節の痛みに対して即効性がある優れたものです。
今後もう一つの特許が取れ次第製品化して販売する予定です。
それでは関節炎について解説してみます。
関節炎の原因は次のような要因です。
1、外傷
2、炎症
3、悪性腫瘍
4、奇形
5、先天性異常
このうち原因が特定できる痛みを急性痛、特定できない痛みを慢性痛と医学上定義しています。
急性痛は注射や投薬が有効です。
それに対し慢性痛は薬の効果はなく運動療法が有効なのです。
反対に急性痛は運動療法は効果がないので注意が必要です。
私は長生学園という専門学校を卒業しました。
そこでは解剖学や生理学をはじめとする基礎医学を学びました。
卒業するとあん摩マッサージ指圧師の国家試験の受験資格が与えられます。
特筆することは日本で唯一卒業生は国家資格を取ることができかつ脊椎調整の授業があるという点です。
この学校で教えられている長生療術のもとは明治時代(1895年)に誕生し、大正時代に日本に伝わったカイロプラクティックであることは明白です。
その当時学校の解剖実習が1日しかない事に疑問を覚え、のちに米国のカイロプラクティックの大学で解剖実習を学びました。
それは今から42年も前のことです。
現在ではそれらの情報はわずか24万円のお金さえ出せ日本に居ながらにして得ることができます。
しかしながらその当時は渡米して学ぶ以外に方法はなかったのです。
私の目的は学位や資格をえることではなく、慢性痛を回復可能な限界まで回復させる技術を学ぶことでした。
ところがを私以外の人間に求めても不可能だったのです。
私自身全身で合計5か所の骨折が原因の後遺症がありました。
その症状を克服する必要に迫られて発明したのが「関節ニュートラル整体」なのです。
人体には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。
正常な関節には8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能が備わっているのです。
この本来備わっている機能を回復することが確実にできる関節の保守点検システムが「関節ニュートラル整体」です。
大切なことは全身の関節の検査と調整です。
運動には次の3段階があります。
1、自動運動
2、たわみ運動
3、遊び運動
したがって手技療法(他動運動)とリハビリテーション(自動運動)に加え関節の弾力の改善を目的とした筋力トレーニング(自動運動)が必要不可欠なのです。
首の痛みの原因は複数でしかも人体は複雑系です。
したがって関節を覆う膜(皮膚、筋膜、筋肉、神経、血管、軟骨、椎間板など)をもとに戻すのは簡単ではありません。
例えるとこんがらがった漁網のようなものです。
しかしながら全体の95パーセントは十分に修理が可能なのです。
医学は再現性があってこそその価値があります。
関節ニュートラル整体は再現性があります。
すでに私の技術を同じレベルで再現できるセラピストが30名以上育成しました。
今後この人数が最低でも2倍になりレベルアップするようにシステムを作ります。
腰痛、背中の痛み、首の痛み、手足の関節の痛みを総称して「関節の痛み」といいます。
軟部組織が入れ替わるのは3か月、骨が入れ替わるのは2年。
ケガが治ったにもかかわらず改善しない痛みの90パーセントは十分に改善するのでご安心ください。
簡単なケースは7回で改善します。
複雑なケースは7の倍数です。
7回で半分なら14回、3分の1なら21回といった具合です。
そして適応でないと判断した症例は適切な専門医をご紹介するのが及川治療院のルールなのです。
大切な事なのでもう一度繰り返します。
あなたが抱える首の痛みは十分に改善が可能です。
そして改善率は95パーセントです。
残念ながら適応であるかどうかは試してみる以外にはわかりません。
しかしながら決して悪化することはないですし、適切な改善方法がきっと見つかるはずなのでごあんしんください。