腰痛、背中の痛み、首の痛み、四肢の関節の痛み(肩、ひじ、手、股、ひざ、足関節の痛み)は変形は治りませんが痛みを改善することはできます。

関節の運動は次の3段階です。

1、自動運動(筋肉で動く範囲の運動)

2、たわみ運動(自動運動の範囲に負荷を加えるとさらに動く範囲)

3、遊び運動(たわみ運動の限界からさらに1ミリ動く関節の運動の限界までの範囲)

1の自動運動ではなく2,3のいわゆる関節の弾力が正常であるか否かは負荷をかけないとわかりません。

具体的に説明します。

心臓の負荷テストという検査があります。

24時間フォルダーを装着して心臓の血管が正常であるかを調べる検査です。

もう一つは自転車こぎや踏み台昇降などで息を上げる状態を作って心臓の血管が正常であるか否かを調べるテストです。

もし心臓の血管に規定の半分以上プラークがたまっていると運動をするに至ります。

脳ドックなどで4千円程度の費用でわかる頸動脈の検査も全身の血管の状態が未然にわかります。

このように関節の運動も負荷をかけて正常であるか否かがわかるのです。

私が考案した関節ニュートラル整体は、全身に存在する訳206個の骨から構成される約200個の関節の8方向の弾力の保守点検です。

大切なことは関節が変形する前に弾力を正常に保つことです。

症状を的確な手技を用いて改善するテクニックももちろん大切です。

それにもまして大切なことは保守点検なのです。

1、外傷

2、炎症

3、悪性腫瘍

5、奇形

6、先天性異常

などがきっかけで関節の弾力は失われるのです。

先回りして関節の弾力を保守点検することで、関節の痛みが重症化することを未然に防げるのです。

他の先進国では定期的に歯石除去やクリーニングの検査を受けないと高額な歯の治療費がかかるのです。

虫歯になって高額な治療費を請求されるよりも、少なくとも年に2回以上歯科検診を受けることが大切です。

そのために大切なことは患者さんに対する啓蒙活動であることは言うまでもありません。