9割の関節の痛みは改善できます。
9割の関節の痛みは、関節の変形自体は改善できなくとも、正常な関節に備わった関節の弾力を改善することで回復するのです。
「変形は改善できませんが、関節の痛みは改善できるのです」
全身には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。
正常な関節は8方向に1ミリずれて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能が備わっているのです。
私が考案した関節ニュートラル整体は関節を覆う膜の不具合を的確に検査して調整するケアシステムなのです。
関節をペットボトルに例えて説明します。
ペットボトルのふたがきちんと閉まっていたいとボトルが倒れた際に水がこぼれてしまいます。
それを防ぐためには両手を使ってボトルとふたを動かして蓋を占めることです。
反対にふたが開かないほど閉まりすぎている場合も両手を使って適切な程度に緩めることが大切です。
基本的に関節の操作は、このように両手を使って関節を締めたり緩めたりすることで関節の弾力を改善するのです。
関節の動きが次の3段階があります。
それは
1、自動運動。
2、たわみ運動。
3、遊び運動。
です。
Vサインを例にわかりやすく説明します。
人差し指と中指を閉じた状態から開くまでの範囲が自動運動。
反対の指でそこからさらに開くのがたわみ運動。
たわみから1度程度、限界まで動くのが遊び運動です。
この範囲を超えると人差し指の間が割けてしまいます。
関節ニュートラル整体のケアシステムは、全身に存在する約200の関節の8方向の弾力を検査して調整するテクニックなのです。
最も大切なことは、患者さんに不要な痛みを与えることなく、安全確実に関節を覆う膜(皮膚、筋膜、筋肉、神経、血管、軟骨、靭帯等)の不具合を改善することです。
そのためには常に技術を進化させて超高齢化社会に対応することが大切です。
1年前と同じ考えと技術では、目まぐるしく変化する今日の社会に適応できません。
私を含めて人間の脳はポンコツです。
技術の進歩に対して、人間の脳は1万年前からまったくと言っていいほど進化していないといわれています。
ほんの少しでもましになるように、最新の知見に基づいた歴史を学びなおし、同じ過ちを繰り返さないようにしたいものです。