腰痛で苦しむ患者さん、が来院されました(つくば市32歳男性)

この患者さんは20歳の時に初めていわゆるぎっくり腰を経験しました。

それ以来なんと4回、合計で5回のぎっくり腰と2回の座骨神経痛を経験したそうです。

及川治療院では初診時に限らず必ず全身の関節の可動域を検査します。

そうすることではじめて、腰痛が起きた原因がわかるからです。

この患者さんは下肢の筋肉の拘縮がひどく、その動きを代償して腰椎が動きすぎてしまい、結果として腰痛になることがわかりました。

具体的に言うと、前後開脚が150度以下、横開脚が100度以下であるため、腰椎が過剰に曲がりすぎてしまいぎっくり腰になっているのです。

また横開脚も非常に硬く、かるいY字バランスがとてもできないレベルでした。

ちなみに腰椎の前後の動き(前屈、後屈)はそれぞれ45度。

左右の測屈はそれぞれ20度、回旋はそれぞれ5度です。

それに対し,股関節の外転は45度、内転は30度。

屈曲は120度、伸展は15度。

内外旋はそれぞれ45度です。

この患者さんは股関節自体の可動域は正常でした。

しかしながら膝を伸ばした状態の可動域が非常に制限されていたのです。

この状態は、廃用性萎縮といって整形外科では対応が十分ではないケースが大半なのです。

全身の関節の調整をした後に全身の関節の拘縮を整えるリハビリテーションを行いました。

その中でも特に下半身の筋肉の拘縮を改善するためのリハビリ体操を指導しました。

合計で4種類の運動なので毎日継続できるのです。

この体操を仕事の前に毎日最低一日2回行うことで確実に効果が実感できます。

この男性はFFD(両足を閉じた状態で前屈して床に指先をつければ0です)がマイナス15センチでした。

毎日行うことで、4週間で床にタッチできる程度になります。

その後さらに8週間継続することで大多数は拳骨がつく程度(プラス10センチ)になるのです。

このように症状が腰の関節が痛いといっても、原因が下半身の関節の拘縮にあるケースが大半なのです。

この男性は関節自体の拘縮はごく初期でした。

このまま時間が経過すると、関節自体に変形が生じ、関節炎は中期末期と悪化するのです。

したがって未来を予測し未然に適切ケアーをすることが何よりも大切なのです。

このようにして、患者さんが腹落ちするまで繰り返し説明し、納得した上で自発的に予防体操を行うように指導することが及川治療院のルールなのです。