関節ニュートラル整体・及川治療院は茨城県牛久市で開業して37年になります。
現在の場所に移る前は、牛久カイロプラクティック研究所という名前で開業していました。
修業時代を含めると私の臨床経験は43年になりました。
その間本当にいろいろな出来事がありました。
おかげさまで14冊の本を出版し、10本のDVDを出すことができました。
長い臨床経験を通じてはっきりと言えることは、関節の痛み(腰痛、背中の痛み、首の痛み。股関節、ひざ関節、足関節の痛み。肩関節、ひじ関節、手関節の痛み。)は重症化する前の予防改善が最善のケアーであるという真実です。
平均寿命が90歳になる現代社会。
人生を大きく分けると、30歳までの全盛期。
30歳から60歳までの衰退期。
60歳から90歳までの老年期と分けて考えてみましょう。
骨折や捻挫や脱臼等の外傷を経験しない限り、45歳未満では関節の痛みを経験する方はわずか2パーセントです。
ところが45歳以上になると何と15倍の30パーセントになってしまうのです。
整形外科を受診する患者さんの80パーセントは腰痛とひざの痛みを訴えるそうです。
症状が出るのは腰やひざの痛みが大半なのですが、その中に先天性の股関節の異常(寛骨臼形性不全など)をかばっての症状であるケースも珍しいことではありません。
私が考案した関節ニュートラル整体では症状がどこの関節であっても、必ず全身の関節の弾力を検査することに決めています。
そうすることで痛みの原因が関節を覆う膜の中であるか、あるいは外であるかを正確に発見することができるのです。
大切なことは、症状を起こしている原因を速やかに見つけて、重症化する前に(あるいは複雑化する前に)できるだけ簡単に調整することです。
何もわざわざ難しくする必要はないのです。
関節の痛みの原因の90パーセントは関節を覆う膜(皮膚、筋膜、筋肉,神経、血管、軟骨,靭帯等)の不具合(弾力の異常)です。
関節を覆う膜に適度の弾力があるおかげで、簡単に関節が脱臼したり,ねんざしたりすることがないのです。
関節の運動は自分で動く範囲だけではありません。
力(負荷)をかけることでたわみと遊び運動がおきるのです。
この3段階の運動が完全であって初めて、けがや痛みと無縁の正常な状態を維持できるのです。
関節の弾力は、巨大地震の衝撃を10分の1以下に干渉する免震構造システムに勝るとも劣らない素晴らしい機能です。
言い換えると全身の関節(約200)の弾力の維持管理システムが関節ニュートラル整体なのです。
もう一度言います。
症状が重症化する前に全身の関節の弾力が正常であるかを調べましょう。
関節ニュートラル整体は手技療法とリハビリテーションの進化発展形です。
そして検査と調整が同時に受けられるので安心です。