成人の体に存在する骨は約206個。 それらの骨から構成される関節は約200個になります。

206個の骨の内訳は手首足首に106個,あとはほとんど脊柱(脊椎と骨盤にある仙腸関節と腰仙関節)にあるのです。

頭蓋骨は15種23個の骨から構成されていますが,成人になると可動域はゼロとなりヘルメットのように一体化します。

このように見てみると、腕(上肢)を通る3本の神経の圧迫は頸椎椎間関節で90パーセント,肩、ひじ、手首の関節で10パーセントであることがうなずけます。

同様に足(下肢)を通る神経の圧迫は腰椎椎間関節で90パーセント、股,ひざ、足首の関節でおきるのです。

軟骨が石灰化して関節の可動域が失われる状態を、変形性関節症と呼びます。

この病気が発症する原因は、HIF2Aというたんぱく質が過剰に働くことで起きる事が東京大学の川口浩準教授らが突き止めたのは7年程前のことです。

一日も早く治療できる薬の開発が望まれます。

私が関節の痛みの改善を志して約43年になります。

茨城県牛久市で開業してから約37年の間、関節の痛みで苦しむ患者さんと本当に毎日真剣に向き合ってきました。

その中で、関節の痛みの原因の90パーセントは,関節を覆う膜の不具合(関節の弾力の異常)であることを突き止めてそれを確実に改善できるケアシステムを開発しました。

この技術を関節ニュートラル整体と商標登録し、多くのセラピストに伝授しました。

43年の臨床経験に裏打ちされた技術を、自分で主催する関節ニュートラル整体普及協会で後悔し延べ1000人のセラピストに教えたのです。

スポーツや習い事をやった方ならわかりますが、何事も道を究めるには10年の歳月が必要です。

ところが今の時代は、お湯をかけてすぐにできるインスタントラーメンのように軽く考えている方が大半なのです。

技術を伝承するうえで最も効果がある徒弟制度は本当に一部になりました。

「やってみて、言って聞かせて,させてみて、ほめてやらねば人は動かじ」この言葉は山本五十六という軍人のことばです。

私もディールカーネギーの有名な著書「人を動かす」の目次を毎日読んで人を動かす秘訣を肝に銘じています。

翻って、骨(関節)を動かすにもコツがあるのです。

それは動きやすい方向に動かしてから、動きにくい方向に動かすという原則を守るということです。

この法則に従って、安全確実に全身の関節被膜(皮膚及び皮下組織,筋膜、筋肉、神経、血管,靭帯など)を整える技術が関節ニュートラル整体なのです。

その内容はこれまで、14冊の本と,10本のDVDに表してきました。

平均寿命が30才だった時代は、軽い脊椎の関節炎の患者さんが大半でした。

ところが平均寿命が80歳を超えた現代の日本では、正座や胡坐ができないひざや股関節の関節炎はもちろん、肩やひじ関節の関節炎や手指の関節が変形する(へバーデン結節)の患者さんや外反母趾の患者さんを見る事はまれではなくなりました。

おかげさまで私の分身ともいえるセラピストが20名を超えるまでになりました。

腰痛、背中の痛み、首の痛み,手足の関節の痛みという症状を訴える患者さんが日常生活に支障をきたす重症なレベルにならないようにケアー出来るのが関節ニュートラル整体というケアシステムです。

それは、1、手技療法、2、リハビリテーション、3、体を整えることを目的とした筋力トレーニングという3本の柱から構成されています。

全身の関節を調整する素晴らしいケアーを受けることではじめて、病気以外のどのような痛みも回復に向かうのです。