牛久市整体 膝痛

茨城県牛久市で開業して34年になる、関節ニュートラル整体.及川治療院です。

本日は20年ぶりに変形性膝関節症で苦しむ患者さん(79歳女性)が再来院されました。

東京に出かけて歩き回ったら足がつってひどいめにあったので来院したとのことでした。

治療の前に、全身の関節の可動域の検査(動いて痛みがあるか)をします。

体をそることが十分にできないので身長を計測しました。

カルテには154センチと書かれていましたが、正確に計測すると152.5でした。

先ずは筋肉などの軟部組織の緩和操作を兼ねて、全身の関節可動域を超えた遊びとたわみの検査と調整を行いました。

おそらく下肢静脈瘤のために,下肢がむくんでいることがはっきりわかりました。

右ひざ関節の可動域が悪く,正座はできないとのことでした。

それでも家庭菜園をしているとのことでした。

足関節,ひざ関節,股関節の検査と調整の後に,手関節,ひじ関節,肩関節の検査と調整を行いました。

四肢の関節の弾力を検査して調整した後に,脊椎や骨盤(仙腸関節)の調整を行いました。

最後に関節の弾力の回復を目的としたPNF整体のリハビリテーションをおこなって終了しました。

もう一度モーションペイン(関節を動かして痛みがあるか)を検査しました。

明らかに関節の引っ掛かりが取れ「とても楽になりました」との感想をいただきました。

再びに身長を計測してみると、1センチ伸びているのが確認できました。

胸腰移行部(胸椎12番と腰椎1番の間)に圧迫こっせとみられる変形性関節炎が見られました。

また下半身のむくみがひどいのは、左変形性膝関節症をかばって運動量が低下していることが原因であると説明しました。

下肢のけいれんは明らかにミネラルが不足している状態なので,減塩の食生活を緩和することをお勧めしました。

人間の細胞は、白菜の漬物に例えることができます。

細胞の中にカリウム外にはナトリウムがあるのでまさに白菜の漬物に例えられるわけです。

言い換えると,野菜が足りないか,塩(ミネラル)が足りないかというわけです。

残念ながら、人間は野生動物の様な直観は退化しています。

むやみに健康法を信じないで,自分の頭で考えるようにすることが大切なのです。

この患者さんが初診で来院されたのは20年以上前になります。

健康年齢を延ばすように,初期の関節炎の段階で関節ニュートラル整体のケアーシステムをご理解するように指導しました。

足は第二の心臓,手は第二の脳といいます。

いつの間にか重症化して人工関節置換術が避けられない状態になる前に、予防改善の意識を持つことが大切です。

自分のことが自分でできるように、毎日つかまり立ちのスクワットを最初は30回から初めて(目標は低く)やがて200回は出来るようになると励ましました。