本日頭痛で苦しむ60代の女性が来院されました。

この女性の頭痛は血管性の頭痛と緊張性の頭痛が交互に起きるとても厄介なケースです。

しかも頸部脊柱管狭窄症で手術が必要になるかもしれないという重症なケースです。

しかしながら関関節ニュートラル整体を受けると減関節の変形や狭窄は改善しないものの、症状は改善するのです。

一般的に緊張性の頭痛にはいったん緊張してそのあとで緊張を緩める運動療法が有効です。

つまり神経や血管が緊張して収縮しすぎている状態であれば、筋トレストレッチが有効なのです。

ところがその反対に同じようなケアーをしても、まったく緩和されないタイプの頭痛があるのです。

神経や血管を緊張させる効果がある薬や自己注射が有効なので、血管が広がりすぎているのではないかと考えられています。

これがいわゆる片頭痛と呼ばれる症状なのです。

飲み薬(トリプタン系)ですと、予兆が出てから早めに飲まないと、3日間程度は仕事ができない状態になるので注意が必要です。

自己注射ははすこしタイミングが遅れたとしても効果があるのですが、いずれにしても痛みが出る前に薬を使用したほうがかえってくすりの総量を減らすことになるようです。

46年の私の臨床経験から言わせてもらうと、緊張性頭痛は明らかに発作の回数が減るあるいは起きなくなることもあります。

それに対して血管性頭痛は8割の患者さんに発作の回数を減少させる効果はありますが、痛みがコントロールされない方も全体の2割程度はいるようです。

例えば慢性気管支喘息に対するケアーにおいても8割の方はアドエアーななどの副腎皮質ホルモン剤の積極的な投与をすることで症状がひどくなるのをコントロールできるのです。

ところが残りの2割の患者さんは、数万から20万円と非常に高額な生物学的製剤を使用することで初めて運動をしても発作が起きないレベルまで回復することができるのです。

生物学的製剤は、動物の体の中で作る関係で大量生産ができません。

しかしながら必ず世界中のだれかがその問題を解決してくれることを信じて期待しましょう。

全身には訳206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

私が考案した関節ニュートラル整体は関節被膜を適切に調整する優れた技術です。

調整の順番が確立されていますので、熟練した技術者であれば同じような効果を買う実に再現できますので安心です。

頭痛、肩こり、首の痛み、肩関節の痛み、腰痛など複数の症状を訴えるこの患者さんですが、全身の関節の調整とリハビリを終えると必ず笑顔を取り戻すのです。

軟部組織の調整と関節の調整の究極の進化発展形といえる関節ニュートラル整体だからこそ、このような重症なケースにも十分に対応できるのです。。