腰痛、背中の痛み、首の痛み、手足の関節の痛みを総称して関節の痛みといいます。
全身には約206個の骨から構成される、約200個の関節が存在します。
健康であればそれぞれの関節は8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムがあります。
これは巨大地震の衝撃を10分の1以下に緩衝するシステムにも勝るとも劣らない機能です。
残念ながら、関節の変形自体は手術以外では改善することはできません。
ガニ股を改善したり、小顔にしたり、背骨自体の変形による背骨のを元に戻すことはできないのです。
それは、天国に行けばみんな整った顔になったり、大金持ちになるといった宗教的な洗脳です。
関節が変形する前に痛みがおきます。
運動には次の3段階があります。
1、自動運動(自分の筋肉で動く範囲)
2、たわみ運動(負荷をかけると自動運動の範囲を超えてさらに動きます)
3、遊び運動(たわみの範囲を超えて関節の運動範囲の限界まで1度動きます)
2、と3の運動は負荷をかけると痛むケースがあります。
言い換えると自分で動く範囲は痛みを感じないのですが、負荷をかけると痛みを感じる段階で予防することで関節の変形は予防できるのです。
繰り返しになりますが、残念ながら一度変形した関節は手術以外では元の正常な形には戻ることはありません。
しかしながら、変形は治りませんが痛みを改善することはできるのです。
作物の収穫に最適な時期があるように、その時期をを過ぎると収穫しても実りはありません。
したがって関節においても定期的な保守点検を行うことがベストな選択といえるのです。
負荷をかけなくても痛む状態まで待つのではなく、負荷をかけると痛む状態で適切なケアーを受けることが大切なのです。
このように全身の関節の検査と調整を的確に行い、予防のための簡単な筋トレストレッチを指導しているからこそ、改善率が95パーセントを維持しているのです。
首の関節の痛みで命に係わる状態まで我慢するケースはごく稀です。
1,握力が10キロ以下に低下している
2、腕が上がらない。
3、日常生活が営めないような症状(それまで聞いていた鎮痛剤が利かなくなるのでわかります)。
4、排尿排便が困難になります(頚髄が圧迫されすぎて膀胱の神経が障害されます)。
腰の痛みは次のような症状が出たら緊急を要すると考え救急車を呼ぶべきです。
1,100メートルの歩行ができない。(その前に30分間連続しての歩行ができなくなったら脳神経外科か関津宇井の手術の専門医の診察を受けましょう)
2、日常生活が営めない症状。(鎮痛剤が利かなくなったら要注意です)
3、肛門のほてり(脊髄神経の最下部が肛門なのでその部位がほてりがあると脊髄神経だけではなく脊髄損傷が起きるので早めの診察が必要です)
上記の症状は初めは、背骨(頸椎や腰椎)の痛みであったものがじぃうしや下肢の痛み、しびれ、麻痺と進行することで症状が悪化していくのです。
明治時代から始まった現代医学(西洋医学)は、試行錯誤を繰り返しながら、少しずつですが確実に進化発展しています。
当たり前のことですが、インターネットが発達した現代社会ですが、食べログはありますが医者ログはありません。
診察を受けるべき適切な専門医がわからなければ、手術の症例数の多い病院に紹介状を書いてもらうことをお勧めします。
そうすることで必ず、あなたの症状を解決してもらえる医師が見つかる可能性が高まります。
現代社会は、比較、納得、購入の時代です。
しかしながら、医学においては、まだまだ閉鎖的といえるでしょう。
こんな時代だからこそ、情報リテラシーやコミュニケーション能力はすべての人間に必要不可欠な能力といえるでしょう。
私は自分が指導したセラピストにできる限り、仕事以外の教養を高めるために本を読むことを勧めています。
自分がこれだと思ったら、少なくともその分野の本を7冊読むことをお勧めしています。
「否定はしないが疑問に持つ」
私が関節ニュートラル整体を考案できたのは、このスタンスを貫いたことがポイントかもしれません。
私は頭がい骨骨折と、頚椎と腰椎の圧迫骨折などの全体で5か所の骨折や肩の腱板断裂や捻挫などを経験し、それからくる後遺症を克服しました。
その経験から必要に迫られて考案した技術が関節ニュートラル整体というケアシステムです。
私が出会った先生は技術はもちろん、納得がいく説明を受けたことは一度もありませんでした。
もちろん、数字、ファクト、ロジック(縦横算数))で明確に説明できるだけでは、十分とは言えません。
患者さんの気持ちに寄り添う姿勢が何よりも大切なのです。
コミュニケーション能力を向上するための一つの方法として、D、カーネギーの名著「人を動かす」を7回以上読むことを強くお勧めしています。
ざっくり言って、80パーセントの患者さんの症状は適切なケーやリハビリを継続することで十分に改善できます。
残りの20パーセントの患者さんの症状は改善はできたとしてもほんの少しだけかもしれません。
クリニックで紹介状を書いてもらい、その分野の専門医の診察を受けましょう。
そこで少女いうが期待できなければ、信頼できる代替医療(整体、針灸、あんま、マッサージ、指圧療法など)を受けるという選択もあります。
その際にも、ご自分と同じ症状が改善されたなどという情報は重要です。
重症なケースを少しでも改善するためには、患者さんとセラピストの共同作業が必要不可欠です。
誰でも年を取ればやがて死亡することは避けられません。
本当に経年劣化なのか改善が可能なのかを見極めることも大切です。
私は少なくとも初診の時は、、30分以上の時間をかけることにしています。
その中で自分の技術で、確実に改改善できるケースなのか、せめて症状がが軽減できるケースなのかを見極めるようにしています。
もちろん明らかにわかるケースだけではなく、数回トライしてみて初めて専門医に紹介状を書くケースもあります。
あくまでも患者さんの利益を最最優先するのが、関節ニュートラル整体・及川治療院のルールなのです。