いわゆる五十肩について患者さんに役立つ情報を書いてみます。
いわゆる五十肩と呼ばれる症状は回復までに要する期間がとても長いという特徴があります。
そして最短で3か月、最長で2年かかるものであるという事を知っておいてください。
80パーセントの患者さんが回復にかかる期間が1年です。
言い換えると、急性期が4か月、亜急性期が4か月、慢性期が4か月という事です。
つまりどんなに適切なケアーを受けたとしても、いわゆる五十肩(正式には頚肩腕症候群つまり首肩腕の痛みのことです)の症状自体は半年が悪化して残りの半年で回復に向かうという事です。。
整形外科を受診して「医学的に問題がない」と診断されたとしても、薬が全く効かず症状は悪化の一途をたどるのです。
そしてこの症状は、下肢帯(股関節、膝関節、足関節)にも起こりますが、同様に一定の期間が経過すると症状は回復に向かいますのでご安心ください。
いわゆる五十肩の症状はだんだんと痛みや可動域が悪化して、ピークに達するとだんだんと痛みが和らぐケースが大半です。
ちなみに急に肩が上がらなくなるケースは腱板断裂や石灰性肩関節周囲炎を疑います。
そしていわゆる五十肩は1回なると再発しないのに対して、上記の腱板断裂や石灰性肩関節炎の症状は再発するケースが多いものです。
したがってそのようなケースは肩関節の専門医の診察を受けることをお勧めしています。。
症状がひどいケースの患者さんは、肩関節の手術の専門医のもとをを訪れてMRI検査を受けることになります。
そのうちの半数の方は腱板に損傷がみられますが、腱板断裂の症状は見られないし、手術の必要がないケースがほとんどです。
いわゆる五十肩の正式名称は、頚肩腕症候群といいます。
結論を言うとこの症状は80パーセントの方が1年で改善します。
言い換えると回復に要する時間が1年以内であれば軽症で、1年以上は重症な症例という事になります。
骨以外の軟部組織が入れ替わるのが3か月。
骨が入れ替わるのが2年。
したがって最低でも3か月、最長で2年の回復期間がかかるという事です。
それでは2年経過しても改善しないケースがあるのはどうしてなのでしょうか?
それは関節を覆う膜が正常になっていないケースだというわけです。
私が考案した関節ニュートラル整体は全身の関節の保守点検システムです。
わかり易く例えると、レールから外れてしまった網戸を元に戻すようなものなのです。
100名中95名はいわゆる病気ではなく、関節の立て付けが悪いのを正確に検査して、安全確実に調整することで回復するケースなのでご安心ください。
7回で症状が半分改善したら完治までには14回かかるという事なのです。
繰り返しになりますが、いわゆる五十肩は大規模森林火災のようなものです。
軍隊が出動して空から消火剤を投入したとしても、消し止めることは不可能に近いのです。
大切なことは普段から全身の関節を適切に動かして予防することです。
いわゆる五十肩は時間が症状が改善するのです。
凍結肩のように回復までに2年を要するケースは痛みや運動制限があるのでかばう事で、ほかの関節の弾力が失われるのです。
何事もうまい話はありません。
そして病気の半分は遺伝のスイッチがオンオフになることで発症することがわかっています。
医師に「年のせいですね」といわれたのに年齢を重ねると症状が改善するのがそれを物語っています。
炎症の5大兆候は次のパターンです。
1、発熱
2、発赤
3、腫脹
4、疼痛
5、機能障害
このうち重症なケースのいわゆる五十肩は、4、の疼痛と5の機能障害がひどいものです。
そのうえ痛みが継続して、明け方冷えると悪化すルケースが大半です。
何もないところから痛みが出たケースは消炎鎮痛剤が有効です。
それに対しいわゆる五十肩は常に痛くて疲労や冷えなどで痛みがひどくなります。
そのようなケースは麻薬あるいは微量に麻薬が含有している漢方薬が有効なのです。
大切な事なのでもう一度繰り返します。
人体には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。
それぞれの関節には8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能があります。
私が考案した関節ニュートラル整体はこの機能の保守点検システムです。
関節の痛みの原因の95パーセントはこの機能(関節の弾力)を改善することで完治しますし再発もありません。
それに対し事故や過剰な使用で関節被膜がボロボロになってしまったケースは、修理が利かないケースもあるのです。
そのようなときは患者さんの利益を第一に考え、その関節の手術の専門医(学会の認定医やベストドクターなど)をご紹介するのが及川治療院のルールです。