腰痛やひざ痛に代表される、いわゆる関節の痛みについてわかり易く解説してみます。
全身には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。
正常な状態の関節には8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能が備わっています。
この機能がある限り腰痛やひざ痛に代表される関節の痛みで苦しむことはありません。。
その機能が失われる原因は次の要素です。
1、外傷
2、炎症
3、悪性腫瘍
4、奇形
5、先天異常
したがって背中の痛み(腰痛、背中の痛み、首の痛みなど)や手足の関節の痛み(股関節、膝関節、足関節、肩関節、ひじ関節、手関節)には原因がある症例と原因が特定できない症例があることを考慮することが必要です。
最も全体の95パーセントは原因が特定できない関節の痛みなのです。
そのようなケースは原因がないのではなく、関節を覆う膜が引っ掛かっていることが原因なのです。
したがって全身の関節の自動運動に加えたわみや遊びといったいわゆる関節の弾力の検査と調整が必要になるのです。
例えば腰痛という症状であっても必ずその上部の関節である胸椎や頸椎のに加え仙腸関節や股関節、膝関節、足関節の弾力の検査が必要なのです。
言い換えると症状がある部位の関節だけではなく、全身の関節の弾力の検査と調整が必要不可欠という事です。
私が考案した「関節ニュートラル整体」は手技療法とリハビリテーションの進化発展形です。
関節と軟部組織に本来備わった「関節の遊び」の保守点検システムが「関節ニュートラル整体」なのです。
関節の弾力をペットボトルに例えてご説明してみます。
ペットボトルを開ける動作は上から見ると時計の反対周り(左回り)。
反対にふたを閉める動作は時計回りであることがわかりますね。
言い換えると緩める動作は反時計回り、締める動作は時計回りという事になります。
人間が(野球、陸上、自転車競技など)はなぜかすべて反時計回りであることが不思議ですね。
このように考えると関節を調整する運動も一定の法則があることに気づきました。
関節の保守点検システムを考案し、実際に効率よく使えるように徹底的に追求した技術が「関節ニュートラル整体」なのです。
長い歴史の中で人類は科学を手にしました。
科学の特徴は「厳密性と再現性」です。
手技療法とリハビリテーションを科学の領域まで進化発展させた技術が「関節ニュートラル整体」なのです。
リュウマチ性関節炎。
感染性関節炎。
化膿性関節炎。
など何々性と着く関節炎は関節ニュートラル整体」の適応外です。
反対に単純性関節炎は手遅れにならない限り修理可能なのでご安心ください。