腰痛、背中の痛み、首の痛み、四肢の関節の痛み(肩関節、ひじ関節、手関節、股関節、膝関節、足関節などの痛み)の95パーセントは改善可能な関節の拘縮です。

その理由は関節の痛みの原因が関節被膜の不具合が原因であるため、適切なケアーで十分な改善が見込まれるケースが全体の95パーセントだからです。

一方で手術以外では改善しない関節の痛みを硬直といいます。

反対に手技療法やリハビリテーションで改善できる関節の痛みを拘縮と呼ぶのです。

大切な事なのでもう一度繰り返します。

適切なケアーで改善する関節の痛みを、関節の拘縮、改善しない関節の痛みを硬直と呼び区別する必要があるのです。

このような理由で、適切な全身の関節のケアーを繰り返し受けることに加え、適切なリハビリ体操を習慣化することで充分予防改善できます。

全身には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

正常な関節には8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能が備わっていることをほとんど方は知りません。

この機能の保守点検が私が考案した「関節ニュートラル整体」です。

背中の関節は次の6種類の膜で覆われています。

1、皮膚及び皮下組織

2、筋膜

3、筋肉

4、神経と血管

5、靭帯と軟骨

6、椎間板

この膜を正常な状態に整えるためには、関節被膜を締めて緩めたり、緩めて占めることが必要不可欠です。

瓶のふたが開かないときに締めて緩めたら開いた経験は誰にもあるでしょう。

あるいはキャンプなどでテントを設営する際に打ち込んだ杭が抜けない場合、いったん押し込んだら抜けた経験は誰もがあることでしょう。

そのようにいったん狙った動きの反対方向にに運動させることで動きが得られやすくなるのです。

関節の動きに当てはめると,「締めてから緩める、あるいは緩めてから締める」という事になります。

江戸時代までは日本人の平均寿命は30歳でした。

それが現在では3倍の90歳まで生きる方もまれではなくなりました。

「人生五十年、古希稀なり」というのは「人生90年古希ざらなり」となったのです。

変えることができるのは自分と未来、他人と過去は変えることは不可能なのです。

現代は情報社会です。

情報は人が運びます。

残念ながら、その中で90パーセントはゴミの情報なのです。

情報の目利きになるために最も費用対効果があるのは本を読むことです。

「人、本、旅」の中で誰でも安価で最大の効果があるのは良書に出会うことが一番だと思いますが、皆さんはいかがお考えでしょうか?