本日は牛久市のお隣の竜ヶ崎市にお住いの男性(52歳)が来院されました。
本日で7回目の治療を受けました。
結論から言うと、ご本人が訴えていた自覚症状は半減しました。。
ご本人の自覚症状は、腰痛と左下肢の痛みとしびれに加え、右の背中の痛み、首の凝りがひどいとのことでした。
腰痛と下肢痛の原因は、竜ケ崎市済生会病院でのMRI検査で、腰痛椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症と腰椎分離すべり症が原因であると診断されたそうです。
ところがこの男性の症状は7回のケアーで半減したので14回で完治すると予想されます。
したがって腰椎椎間板ヘルニア、腰椎分離すべり症、腰部脊柱管狭窄症は改善していないのにもかかわらず改善することから、整形外科での診断名が痛みやしびれの直接的な原因ではなく、単純性関節炎であろうと考えられるます。
言い換えると、関節の立て付けが悪い状態を改善することで症状は改善するのです。
歩への変形や、奇形は改善できません。
しかしながら日常生活や仕事に支障をきたす重症なケースでない限り、症状は改善できるのでご安心ください。
全身には約206個の骨から構成される約200個の関節があります。
私が考案した関節ニュートラル整体はそれぞれの関節の8方向の弾力の保守点検です。
事実下肢の痛みやしびれを伴う重症なケースの腰痛であっても、100人中80名は3か月で完治します。
のこりの20人の8割が6か月で完治するのです。
けがは時間で改善します。
ところが失われた関節の弾力は自然に改善するケースはほぼないのです。
したがってたとえ症状が治まったとしても、関節の痛みの原因である関節の弾力が改善されていない限り、痛みやしびれなどの症状が再発するケースが大半です。
また中止しなければなりませんが、半年以内で再発すると手術の可能性が高まります。
腰痛、背中の痛み、首の痛み、などの背中の痛みに加え、肩関節、ひじ関節、手関節、股関節、膝関節、足関節などの四肢の関節の痛みは放置してはいけません。
関節の痛みの原因は関節を覆う膜(皮膚及び皮下組織、筋肉、血管と神経、椎間板や軟骨、靭帯など)がひっかるようになることで起きるのです。
重症化、複雑化すると修理ではなく部品交換(人工関節置換術)以外の選択肢がなくなります。
そのようになる前にできるだけ早く全身の関節の保守点検である関節ニュートラル整体を受けることをお勧めします。
話が横道にそれたので元に戻します。
この男性を詳しく問診してみると、尿路結石と胆石があることがわかりました。 また睡眠時無呼吸症候群もあることが確認されました。
睡眠時無呼吸症候群の根本原因は肥満(体脂肪率が多い)ですので、空腹時に運動することが大切です。
ほんの少し前まで重症なケースは、入院して検査が必要でした。 現在では計測器をレンタルしていただけるので、自宅であらゆる姿勢でどれくらい呼吸が止まっているかをデジタルで計測しデータを自動送信してもらえます。
また軽症であればマウスピースで対応し、重症であればCパップという呼吸が正常になる器械(購入すると約45万)をレンタルしていただけます。
過労死の原因の一つですので、できる限り早く呼吸器の専門家(睡眠時無呼吸症候群の専門医として牛久市にある足立内科が有名です)の診察を受けるべきです。
十分に睡眠をとっているにもかかわらず、昼間に急に眠くなる人は要注意。
重症なケースは、交通事故はもちろん、突然死の原因になる病気の引き金になるので決して侮れません。
いびきをかいて眠っている際に呼吸が停止するのは本人にはわかりません。
患者さんのお話によると、あまりにも疲れすぎて、まさに死にたくなるほど疲れるようです。
ところがあまりにもゆっくりと重症化するので厄介なのです。
ゆでガエルのたとえ話にあるように、かえるを熱湯に入れると飛び出して助かります。
その反対に水に入れてゆっくりと温めると知らないうちに死んでしまうのです。
快食、快眠、快便は健康のバロメーターです。
十分に食物繊維をとっているのにもかかわらず排排便量が少ないケースは、ストレスが溜まっているのでケガ(ギックリ腰や肉離れなど)が起きやすくなるのです。
体の水分量は、幼児は70パーセント。 成人が60パーセント。 老人が50パーセントです。
おおよその目安として体重の30分の1の水分(できれば酸素の豊富なパイウオーター)をお勧めしています。
仮に体重が60キロだとすると1・8リットルの水を取るべきなのです。
大きなコップに最低6杯から10杯程度の水分を取るためには、余分3兄弟と宣伝される、脂肪、糖分、塩分と適切な摂取が必要なのです。
常夏の国や寒冷地の人間が味の濃い食事をとることでもわかりますね。
しかしながらこの男性はあまりにも味の濃い食事(濃厚な味付けのラーメン)を取るのが習慣化していたそうです。
ひと昔と違い、胆石や尿路結石の成分を調べると大半がコレステロールです。
以下に必要な栄養であっても、限界を超えて取りすぎるのは考え物です。
このようなことを遠回しに注意を与えて今日の施術を終了しました。
関節の痛みの原因は関節被膜の弾力の異常ですが、それを引き起こしている原因は、運動、栄養、精神の適切なバランスを維持することが必要なのです。
もう一度繰り返します。
腰痛、背中の痛み、首の痛み、肩こり、手足の関節の痛みの原因は柔軟性を正常に回復することが根本改善の最良の方法です。
ここでいう柔軟性とは関節の弾力(自動運動、たわみ運動、遊び運動)を完全に回復することです。
骨の変形や奇形、先天性異常(腰部脊柱管狭窄症、腰椎分離すべり症、変形性脊椎症、腰椎ヘルニア、頚椎ヘルニア、頸部脊柱管狭窄症、胸郭出口症候群、などと診断されます)は手術以外では改善されません。
しかも手術の完治率は20パーセントです。
手足の神経の麻痺、日常生活が送れないほどの痛みやしびれ(痛み止めの効果がほとんどない)、排尿排便がコントロールできない、肛門のほてりなどの症状が3個以上ある方は、手術以外の選択肢はありませんので注意が必要です。
日常生活に支障をきたさないレベルの症状である場改善の余地は十分にあるのです。。