外力が加わって起きる、捻挫や骨折などの重症なケガでも80パーセントのケースは3か月で改善します。
残りの20パーセントの大半は6か月で改善します。
回復が遅いケースは糖尿病や高脂血症など、傷の回復が遅いケースです。
それに対し内側からだんだんと悪化していくケースの代表として、いわゆる五十肩があります。
半年悪化して完治までに1年を要するケースが80パーセント。 最短で3か月(筋肉が入れ替わるのが3か月)、最長で2年(骨が入れ替わるのが2年)かかります。
もちろん肩関節の拘縮がひどくて2年以上経過しても、痛みや可動域が完全に改善しないケースも少なくはありません。
その理由は超高齢化。
30歳までは全盛期。
30歳から60歳までが衰退前期
60歳から90歳までが衰退期。
ざっくり言うと人生90年として、45歳以上は少しずつ衰えていくのです。
もちろん適切な保守点検を継続している方とそうでない方は全く衰え方が異なります。
学力世界一である北欧のノルウェーで30年間行われた興味深いビックデータがあります。
それは定期的に病院で検査を継続していたグループと、異常を自覚したときのみ病院に行ったグループの平の比較検査です。
何と後者のケースのほうが少し寿命が長かったのです。
これはあくまでも平均値ですのでご注意を。
現在私の家では2匹の兄弟猫がいます。
雄猫の銀次郎と雌猫の栗子です。
兄弟でもオスは甘えん坊で、メスはそうではありません。
ある日ベランダにカミキリ虫が飛んできました。
かなり大型のカミキリ虫を家の絨毯の上に置いてみました。
普段おとなしい栗子のほうが果敢に興味を示し、活発な銀次郎は栗子の後ろに隠れておびえていました。
何が言いたいかというと、人間になれていないほうが野生的な感覚が優れているという事です。
我々は野生の勘なんてあるはずがありません。
全身には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。
正常な方はそれぞれの関節に8方向に1ミリズレて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない素晴らしい機能が備わっているのです。
この機能の保守点検システムが関節ニュートラル整体なのです。
運動には1、自動運動 2、たわみ運動 3、遊び運動の3種類の段階があります。
症状が自覚できるのが腰痛であったとしても、その上の胸椎や頸椎、後頭骨に原因があるケースも普通にあります。
また腰椎の下の骨盤の関節(仙腸関節や腰仙関節)の弾力の異常があることもあります。
また上肢帯(肩関節、ひじ関節、手関節)や下肢帯(股関節、膝関節、足関節)の拘縮が原因のケースもあるのです。
つまり症状が腰痛であったとしても、全身の関節の可動域と弾力の検査が必要不可欠なのです。
そのうえで拘縮を予防する適切なリハビリテーション運動も大切なのです。
このような理由で、患者さんの利益を第一に考え、初診時は最低でも30分以上の時間をかけて患者さんを見ることが及川治療院のルールなのです。
もちろん改善できるか否かは、施術をしてどのように変化するかを見なければわからいケースもあります。
私は45年の臨床経験に裏打ちされた知識と経験を駆使することで、完治率95パーセントを維持しています。
もちろん難病を伴っているために、症状は改善するものの完治しないケースの患者さんも、患者さんと家族が同意の上にお引き受けしています。
関節ニュートラル整体はあらゆる中枢性、末梢性の機能障害には優れた効果があるケアーです。
3か月以上経過している腰痛、背中の痛み、首の痛み、四肢の関節の痛みの95パーセントは改善が可能です。
最短で7回で症状は改善します。
完治までの回数は、7回で半分ならば14回、3分の1ならば21回とおおむね予想ができます。
完治率が95パーセントだからこそ、3か月以上が経過して改善しないケースは何らかのご病気であることが確実なので、しかるべき専門病院を受診するのが必要なのです。