腰痛、背中の痛み、首の痛み、手足の関節の痛みを総称して関節の痛みといいます。
関節の痛みが回復しないケースの大半は、関節がずれて元に戻る機能が異常になっていることが原因です。
大多数の人の頭蓋骨(15種23個の骨で構成されています)は、まるでジャガイモの様にいびつな形状です。
骨格模型のように整った形の方は皆無といってもよいのが現実なのです。
これは骨盤であっても同様です。
骨盤は腸骨と恥骨で構成される左右にある寛骨と仙骨と尾骨から構成されています。
この関節も左右対称ではありません。
180度以上の前後開脚や横開脚ができる方でも仙腸関節はわずかに1度しか自動運動はないのです。
したがって1度を超えてたわみや遊びがあるのですが、その運動範囲は1度未満なのです。
まさに不揃いな部材が総もちで支えているのが人間の体なのです。
ところで曲がっている関節の中心はどこにあるのでしょうか?
それは一定の法則でまげて元に戻ることで中心に戻ると考えればよいのです。
陸上競技や野球スピードスケートなど人間の競技はすべて反時計回りですね。
この際に右下肢に加重して左下肢と右上肢を先行させていることがわかります。
この状態を作り出しているのが「ラジオ体操」なのです。
体重移動で考えると必ず左下肢に加重して、次に右下肢に加重していることがわかります。
この左下肢手前歩行や走行に基づいて考案した運動療法が「関節ニュートラル整体」なのです。
人体には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。
その一つ一つの関節を8方向にずらして復元力を促すのが関節ニュートラル整体のケアシステムなのです。
骨がずれているのではなくて、骨がずれて戻る機能が正常でないというのが現実なのです。
超高齢化社会の現実をとらえ、安心安全なケアーが必要不可欠なのです。