股関節、ひざ関節、足関節の痛みの9割は腰椎(腰椎椎間関節)の弾力の異常が直接の原因です。
腰の関節は前後に開くドアのような構造です。
その上にある胸椎は引き戸のような構造です。
最上部の頸椎は、深皿が重なったような構造です。 したがって回旋は制限がないのですが前後の動き(屈曲、伸展、左右の測屈)が制限されやすい構造なのです。
釣り竿のように全体的にしなるのが理想なのですが、現実には2人に1人がストレートネックでストレートバックなのです。
残念ながら一度変形した骨や関節面は、手術以外では改善することは不可能です。
世界の平均寿命が30歳であった時代は、わが日本国では江戸時代までです。
明治時代に40歳になり、50歳になったのは大東亜戦争の終戦から2年後の1947年(昭和22年)です。
ご存知の通り現在では平均寿命が男女ともに80歳を超えました。
したがって90歳の方も珍しくはないのです。
1985年に誕生したカイロプラクティックが日本に伝わったのが大正時代です。
それから100年以上が経過して平均寿命は約3倍になりました。
明治時代までは子供という概念はありませんでした。
小さな大人という概念でした。
そのために子供の時から大人と同じように働くのは当たり前だったのです。
我が国に野球が伝わったのが今から150年前の1872年。
その当時の子供は大人と同じように働くのは当たり前でした。
このことが何を意味するかを考えてみましょう。
ほんの少し前までは世界の平均寿命は30歳でした。
その時代は90パーセントが第一次産業(農林水産業)でした。
ところが現在では90パーセントがサービス業に変化しました。
したがって、お金を払って筋力トレーニングや有酸素トレーニングをする必要があるのです。
皆様が住む町でもいつの間にか、24時間のトレーニング施設ができているはずです。
カイロプラクティックという技術は北米で誕生した技術です。
世界史を学ぶとイギリスで誕生した民主主義が最後に伝わったのが日本であることがわかります。
封建社会である国は民主主義に進化しやすいのもわかります。
イギリスではじまった産業革命も最後に伝わったのは日本です。
このようにすべての変化はイギリスではじまり日本で応用発展するというシステムがあるのです。
私はインターン時代に、北米で誕生したカイロプラクティックの最も効果的な技術であるモーションパルペーション&マニュピュレーション(動的触診法と手技療法)を学びました。
そのルーツはヨーロッパであったことは疑う余地がありません。
事実モーションパルペーション&マニュピュレーションはベルギーのカイロプラクターであるドクタージレーが考案した技術です。
先人が残してくれた大切な技術を、進化発展した治療システムが関節ニュートラル整体なのです。
平均寿命が3倍になった我が国日本。
65歳以上が28パーセントを超え、75歳以上の後期高齢者は8人に1人となりました。
この時代に十分対応できる技術であって初めてあらゆる世代に対応で来るのです。
これまでは背骨の関節や仙腸関節を調整するだけで十分な時代でした。
ところが現在では、手足の関節(肩、ひじ、手、股、ひざ、足の関節)の検査と調整は必要不可欠になっているのです。
せめて初診時だけでも、全身にある約206個の骨から構成される約200の関節の8方向の検査と調整をするべきなのです。