長引く関節の痛みが改善しない理由は明確です。

それはほとんどの治療が、症状が現れている関節はもちろん、全身の関節の弾力を検査して調整するという当たり前の仕事ができていないからです。

全身には約206個の骨から構成される約200の関節があります。

正常であれば、それぞれの関節に8方向に1ミリずれて復元する免震構造のような機能があるのです。

それは巨大地震の衝撃を10分の1以下に緩衝する免震構造システムに勝るとも劣らない素晴らしい機能なのです。

この機能が正常に働いている間は、我々の関節にけがや痛みが起きることはまずありません。

したがって何よりも大切なことは、特にねんざや骨折で固定したあとや交通事故などで体に衝撃を受けた際にはかならず全身の関節の弾力の検査を受けるべきなのです。

困ったことに弾力が失われたとしても他の関節が動きを代償してしまい、相当程度弾力が失われて初めて痛みを自覚するようになるのです。

関節の痛みが長引く原因は関節を覆う膜のすべてを調整する検査と調整を受けていないからです。

背中の関節を覆う膜は次の7種類です。

1、皮膚および皮下組織。

2、筋膜。

3、筋肉。

4、神経。

5、血管。

6、靱帯。

7、軟骨や椎間板。

などです。

これらの関節を覆う膜を検査して調整するためには、関節と筋肉の自動運動と他動運動の組み合わせが必要なのです。

言い換えるとセラピストに弾力をつけてもらってから、自分で行う運動も欠かせないのです。

私が必要に迫られて考案した関節ニュートラル整体は、慢性痛のほぼ95パーセントに優れた効果があります。

したがってこの技術で改善しないケースは、何らかのご病気と考え専門医を紹介することを及川治療院のルールにしているのです。

もちろんご紹介するだけではなく、その後の対策も含めて患者さん第一に考えてケアーをしているのです。