仙腸関節とは仙骨と腸骨を連結する左右それぞれ2個、合計4個の関節のことを言います。

腰仙関節は。、脊椎の最下部にある左右それぞれ1個の関節と仙骨を連結する合計2個の関節です。

成人の全身の骨は約206個。

その骨から構成される関節は約200個。

その中の合計で6個の関節に痛みを訴える患者さんが、腰痛を訴える患者さん全体の90パーセントです。

その理由は、仙腸関節や腰仙関節の構造が直立歩行に十分適応できていないことが考えられます。

直立歩行を維持できるためには、全体で70パーセントを占める下半身の筋肉の柔軟性と支持性を平均以上に保つことが重要です。

具体的に言うと前後開脚が150度以上、横開脚が100度以上、左右回旋が100度以上できることが理想です。

左右回旋ですが、女性の場合左股関節の外旋がやりにくい方が多い傾向が見られます。

つまりつま先を左に流す横座りはやり易いのですが、反対はやりにくい方が大半(全体の80パーセント)なのです。

内外旋の最低レベルはそれぞれ左右に45度ですので、10パーセント増のそれぞれ50度できるようにしたいものです。

その理由は10パーセント以上可動域が減少すると、最初に腰痛かひざ痛を訴えて最終的に股関節の痛みで苦しむことになるからです。

私が手技療法とリハビリテーションを学んだ当時は65歳以上の人口は7パーセントでした。

ところが現在では26パーセント、つまり4人に一人になったのです。

現在では1型アレルギー(スギ花粉症やぜんそくなど)の中でスギやヒノキの花粉症は何と4人に1人(東京は2人に1人)になりました。

それでは43年前はどうでしょうか?

スギ花粉症の方は周知されていなかったはずです。

奈良時代は、スギやヒノキなどの立ち木を1人平均年間で10本切り倒していたと考えられます。

そのために遷都する必要が生じたのです。

江戸時代に書かれた歌川広重の東海道五十三次の山の風景がはげ山だったのは、はっきりとした理由があったのです。

ご存知のようにそのあとに起きたのが、ペリー来航。

イギリスで誕生した第1次産業革命。

木材から石炭の時代になり、日本の森林は回復したのです。

石炭の時代は200年続きました。

そのあとに石油の時代が100年続いた後に第2次産業革命といえるITの時代になりました。

現在はドイツで誕生した第3次産業革命が花開くのは、国力があり生産年齢人口が少ない我が国になることが確実でしょう。

このようにして世界史をみると、技術革新が誕生する背景には、戦争、世界恐慌、疫病の流行が引き金になっているのがわかります。

恐慌と疫病の流行が起きた令和の時代。

まさしく必要に迫られてイノベーション(技術革新)が起きるのです。

第一次産業(農林水産業)が90パーセントを占めた時代は、自然に筋肉が鍛えられました。

しかしながらサービス業が90パーセントを占める現在の超高齢化社会は人工的に体を使い筋肉を鍛える必要があるのです。

人間は二十歳でやっと独立して餌を捕食できるようになる未熟な生物です。

そこで40年後に還暦を迎えるのが人生の折り返し地点。

現在ではそのあとの40年を考えなければならないのです。

私が考案した関節ニュートラル整体は手技療法とリハビリテーションと筋力トレーニングの応用発展形です。

これからのキーワードは、遊び(関節の遊び、筋肉の遊び、誠心の遊びなど)。

お金に例えると、100万円持っている方が1万円消費するのと、10万円持っている方が1万円使うのは違うのです。

限界を超えることができるのはせいぜい40歳くらいまででしょう。

私が考案した自分でできる関節ニュートラル整体といえる腰痛肩こりケア体操。

開脚、胡坐、長座で前屈して両肘が床につく程度の柔軟性さえあれば、生涯現役でいることも夢ではありません。

もう一つ、正座して仰向けになることができればいいのです。

この4種類のストレッチを真向法といいます。

現実には半分の人間は、がっちりしているけれども柔軟性が平均以下です。

また力を抜くことができず、イメージトレーニングなどをしても効果がありません。

しかしながら、簡単の筋肉の収縮とストレッチのパターンをマスターすることで柔軟性が向上しリラックスできるようになるのです。

これまで私は14冊の本と10本のDVD を出しました。

これからは時代に迎合して(!?)、ユーチューブで表現する予定です。

話が飛びましたが本題に戻ります。

仙腸関節は下半身と上半身を連結する靭帯結合の組織です。

また腰仙関節も4本の靱帯(腸脛靭帯)でがっちり固定されているのです。

ところが未熟な状態で生まれる我々人間はかならず転倒して関節を覆う膜に不具合を生じるケースが多いのです。

平均寿命が30歳であった時代は長生きしたとしても70歳(古希)に至る人は稀だったのです。

したがって正座ができない、胡坐ができない、横座りができない、靴下がはけないといった重症な変形性関節症な患者さんは稀でした。

ところが現在では世界の平均寿命が72歳。

我が国は80歳を超えているのです。

その時代に合った手技療法やリハビリテーションや筋力トレーニングが必要なのです。

簡単に言うと今から92年前の1928年に誕生したラジオ体操でも、可動域を3段階や5段階に分けてだんだんと広げていくようにすればよいのです。

慢性痛(腰痛、背中の痛み、首の痛み、肩、ひじ、手首、股関節、ひざ関節足関節、の痛みなど)は重症化する前の予防が大切です。

安心、安全、確実な運動療法と手技療法である関節ニュートラル整体を受けて余裕のある人生を謳歌しましょう!