本日茨城県つくば市から72歳の患者さん(女性)が来院されました。

症状は腰痛です。

関節ニュートラル整体・及川治療院では、来院された患者さんに対して立位でのモーションペインのテストを施術前と施術後に行うのがルールです。

この患者さんは前屈、後屈、左右側屈、左右回旋の中でも前屈の可動域に制限がありました。

したがって後屈方向に動きすぎてしまうことになり、腰痛を感じていたのです。

伏臥位での緩和操作、側臥位での緩和捜査に続いて、仰臥位での股関節、ひざ関節、足関節の可動域のテストと調整を行いました。

この患者さんは左利きです。

詳しく検査してみると左股関節の開排制限(伸展15度、外転45度、外旋45度)が見られました。

そこで直ちに関節の弾力を改善する調整を行いました。

その他の関節や上半身の関節(肩関節、ひじ関節、手関節)には弾力の制限は見られませんでした。

結論を言うと、この患者さんの腰痛は、左股関節を伸ばす動作(伸展,外旋、外転)に著しい可動制限があったために、腰椎が反りすぎてしまったことが原因でした。

全身には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

健康であればそれぞれの関節に8方向に1ミリずれて復元する免震構造システムのような機能があるのです。

それは巨大地震の衝撃を10分の1以下に緩衝する素晴らしい働きに勝るとも劣らないシステムなのです。

この患者さんは弾力が失われた左股関節ではなく、左腰痛と左ひざ痛のみを自覚していたのです。

このように全身の関節の可動域は数字で表すことができます。

すべての手技療法とリハビリテーションが終了してもう一度全身の可動域の検査をしました。

あれほど制限があった前屈の可動域が改善され、腰痛も解消されたのです。

しかしながら完全に弾力の異常を改善するためには、最高であと6回の施術が必要であることをご説明しました。

患者さんも納得し、とても喜んで帰られました。