私が考案した関節ニュートラル整体は,手技療法とリハビリテーションの応用発展形です。
この技術の講義を受講したセラピストは延べ数で千名を優に超えています。
現在ではおよそ60名の協会員の先生が全国で活躍しています。
関節の痛みを根本改善するためには,関節を覆う膜(皮膚、筋膜,筋肉、血管,神経,靭帯、腱,軟骨など)をただ単に緩めるだけでは不十分です。
引き締めることも必要なのです。
90パーセントの人間が第一次産業(農林水産業)に従事していた時代は過ぎ去りました。
現在では90パーセントがサービス業なのです。
そのため自然に筋肉を鍛えていた時代の治療と、人工的に鍛える必要がある現代社会の人間は同じと考えないほうが自然なのです。
及川治療院のケアシステムは,関節や筋肉を手技療法(他動運動)で楽にした後に,リハビリテーション(自動運動)を行っています。
そしてコンディショニングを目的としたリハビリテーションと機能を強化することを目的としたエクササイズ(つかまり立ちのスクワット)を指導しています。
特別ジムに行かなくても自宅でできるエクササイズで十分な方が大半です。
それはフルコンタクト空手の指導者やトップアスリートはもちろん高齢の方まで無理なくできるエクササイズです。
残念ながら関節ニュートラル整体で病気は改善しません。
しかしながら全身の関節の柔軟性と支持性の向上は確実に改善できます。
腰痛、背中の痛み、首の痛みの9割は根本改善できます。
股関節、ひざ関節、足関節、肩関節、ひじ関節、手関節の痛みの痛みの9割も同様に根本改善できるのです。
その理由は、関節ニュートラル整体で7回以内にはっきりとした改善の手ごたえがないケースは、手術の専門医の診断を受けるように紹介状を書いているからです。
そのうえで保存療法(関節ニュートラル整体)が適当と診断された患者さんはほぼ100パーセントが改善しているのです。
症状がどの関節であっても必ず全身の関節の検査と調整を行うのが及川治療院のルールです。
このような理由で関節ニュートラル整体の有効率は非常に高いのです。