及川治療院のルールは、症状がどの部位の関節の痛みであっても必ず全身の関節の弾力検査と調整をすることです。
先日5年以上前から腰痛に苦しむ63歳の患者さん(女性)が取手市か来院されました。
全身の関節の弾力を検査してみると、股関節の伸展障害が原因であることがわかりました。
この患者さんは右ひざの痛みが改善しない状態が続いた後に腰痛になったとのことでした。
整形外科でのレントゲン検査で右ひざ関節の変形性膝関節症と診断されました。
しかしながらひざの痛みの真の原因は股関節の伸展障害だったのです。
股関節の伸展が十分でないと、最初に腰痛になるか,ひざの痛みになるのです。
全身の関節の弾力を調べるからこそ見つけることができたケースです。
この患者さんは前屈は十分にできるのに対して伸展(後屈)がとても動きが悪い状態でした。
その原因は股関節の可動性の低下(伸展障害)だったのです。
またひざ関節は正座ができるものの、正座してあおむけになるストレッチができない状態なのです。
股関節の伸展が十分でないので膝が過剰に動きすぎてしまい痛みが出ていたということです。
7回の施術で20パーセント痛みが改善されたので、その5倍である35回で完治するはずですとご説明しました。
このように治療の前後に可動息を比較して、改善が見られたケースは遅れて症状が改善するケースがほとんどです。
可動域,筋力,喜びで判断するために冷静に判断できるのです。