骨盤には仙腸関節と腰仙関節に加え恥骨結合という3種類の関節が存在します。
骨盤の中にある仙腸関節や腰仙関節に炎症が起きる原因は、幼児期の転倒が根本原因のケースが大半なのです。
特に下半身の筋肉が拘縮(改善可能な硬い状態)した状態を放置すると、10年後に椎間板ヘルニアが発生し、15年後に変形性関節炎が発生することがビックデータで確認されています。
症状が、腰痛,背中の痛み,首の痛みであっても根本原因は下肢の筋肉の拘縮にあるので本当に厄介です。
言い換えると、痛みがある腰椎や頚椎をレントゲンやMRI で検査しても、変形性関節炎が重症化するまで放置される可能性が大なのです。
関節ニュートラル整体・及川治療院では、拘縮した下肢の筋肉を改善できるシステムが確立されています。
今まで改善不可能と考えられていた,ハムストリングス(座骨下腿筋)の廃用萎縮は改善できるのです。
今回はAKA 博多法でマスコミで取り上げたことが多い仙腸関節の不具合について書いてみます。
全身には約200の関節がありますが、そのうち仙腸関節は骨盤の中にあって左右それぞれ合計で4個の関節です。
仙腸関節の不具合の検査は次のようなものです。
4個の仙腸関節の圧縮とけん引は次の6パターンです。
1、上部仙腸関節の、圧縮。
2、上部仙腸関節のけん引。
3、上部仙腸関節の前部の圧縮。
4、上部仙腸関節の前部の牽引。
5、下部仙腸関節の前部の圧縮。
6、下部仙腸関節の前部の牽引。
次に関節の滑り運動の検査が左右の仙腸関節の上部と下部にそれぞれ合計で次の8パターンあるのです。
1、右仙腸関節上部の屈曲の滑り。
2、右仙腸関節下部の屈曲の滑り。
3、、左仙腸関節上部の伸展の滑り。
4、、左仙腸関節下部の伸展の滑り。
5、左仙腸関節上部の屈曲の滑り。
6、左仙腸関節下部の屈曲の滑り。
7、右仙腸関節上部の伸展の滑り。
8、右仙腸関節下部の伸展の滑り。
関節ニュートラル整体の仙腸関節の検査は側臥位で行うパターンが合計で40あります。
仕上げに行う仰臥位でのパターンは合計で26パターンです。
このように仙腸関節の調整だけに限定しても66回の検査と調整を行っているのです。
全身には206個の骨から構成される200の関節があります。
その一つ一つの関節には8方向に1ミリずれて復元する、巨大地震の衝撃を10分の1以下に緩衝できる免震構造システムの様な機能があるのです。
関節ニュートラル整体は全身の関節の弾力を正常にできる唯一の技術です。
背中の関節を覆う膜は、筋肉や神経、血管など大別すると6種類あります。
そのすべての関節被膜の不具合に対応するためには,様々なテクニックが必要不可欠なのです。
関節ニュートラル整体は、手技療法とリハビリテーションから構成されています。
また関節の調整だけではなく、軟部組織の調整のテクニックが確率されているので安心です。
このように関節ニュートラル整体の検査と調整のテクニックは、仙腸関節ひとつにとっても精度と安全性や確実性において、従来の治療法とは比較にならないレベルなのです。
したがって、症状が腰痛や肩こりや首の痛みの段階で、早めに全身の関節の弾力を改善することが賢明なのです。