茨城県牛久市で開業して35年目になる関節ニュートラル整体・及川治療院です。
この5年間は、腰痛やひざ痛を訴えて来院する患者さんの中で、重症化して人口関節置換術を経験した方の割合が倍増しました。
その大きな理由は,患者さんの高齢化です。
私が茨城県牛久市で開業した当時は65歳以上の人口はわずか7パーセントの時代でした。
それが今や26パーセントを超えたのです。
したがって65歳以上の患者さんが来院する確率も飛躍的に増えたのです。
変形性関節症の患者さんのうち最も多いのは,背中の痛みです。
その中でも割合が多いのは、腰痛,首の痛み,背中の痛みの順です。
ところで,脊椎の関節は脳を起点に番号が付けられているのをご存知でしょうか?
頸椎は上から1番最下部が7番です。
そのうち椎間板ヘルニアの9割は、6番上の5番に起こります(下から2番目です)。
胸椎は上から数えて1番で最下部が12番です。
腰椎は上から1番で、最下部が5番です。
椎間板ヘルニアの9割は、5番上の4番に起こります(下から2番目です)。
腰椎の4番と5番の骨は、骨盤の骨である腸骨と強力な腸腰靭帯で結合しているために、ほとんど動きがないものです。
それが外傷などで動きすぎてしまい、やがて腰椎椎間板ヘルニアになってしますのです。
腰痛のもう一つの原因に座骨下腿筋(太ももの後ろの筋肉、ハムストリングスです)の拘縮が考えられます。
私が考案した、腰痛肩こりケア体操を3か月継続することで、腰痛やひざ痛の根本原因である座骨下腿筋の拘縮は改善できます。
拘縮した筋肉はストレッチだけではほとんど効果がありません。
しかしながら、筋肉を収縮した後にストレッチすることで改善できるのです。
腰痛肩こりケア体操を順番通り行うことで、どの部位の関節や筋肉が拘縮しているかがわかります。
拘縮の頻度が多いのは、圧倒的に太ももの裏の筋肉であるハムストリングスです。(次に多いのはアキレス腱です)
腰痛やひざの痛みと表現される関節の痛みの根本原因は、ハムストリングスの拘縮が最も多いのです。
したがってこの筋肉の改善こそが変形性脊椎症(変形性腰椎症,変形性頚椎症と呼ばれる関節炎のことです)や変形性膝関節症の重症化の予防になるのです。
大切なことは、正しい知識を持つことです。
しかしながら、いくら知識があってもリハビリテーションを毎日実行しなければ効果はないのです。
私が公開している腰痛肩こりケア体操の動画をご覧になり、毎日継続する事が大切です。