茨城県牛久市で開業して34年になる及川治療院です。
本日は茨城県つくば市にある森林総合研究所にお勤めの男性が来院されました。
つくば市にある、いちはら病院の整形外科でMRIをとり、腰部椎間板ヘルニアによる腰痛および右下肢痛と診断されました。
関節ニュートラル整体を受けたのは、今回で21回目です。
症状は最初の状態を100とすると90パーセント以上改善したそうです。
初診時は、腰痛や右下肢痛がひどく、前屈して膝に触れることができませんでした。
本日の治療後は、床にタッチできる程度まで改善しました。
ご参考までに、椎間板ヘルニアについて知っていただきたい知識を書いてみます。
椎間板ヘルニアは次の4タイプがあります。
1、膨隆型。(髄核が繊維輪を後方に押し出し,膨らんだ部分が神経を刺激するタイプデス。)
2、脱出型。(繊維輪に亀裂が入り、髄核が繊維輪を押しのけて後方に飛び出したタイプです。)
3、穿破脱出型。(飛び出した髄核が,後ろにある後縦靭帯を突き破ったタイプです)
4、遊離脱出型。(穿破脱出型のように後縦靭帯を突き破った髄核の一部が,離れたところに移動したタイプです)
このうち3、穿破脱出型.4、遊離脱出型ともに,程度の重いタイプのヘルニアに分類されます。
ヘルニアが自然消滅する確率が高いのは,症状の重い穿破脱出型や遊離脱出型です。
飛び出した髄核が後縦靭帯を突き破ると靭帯の損傷された部分から出血が起こります。
この血液中に含まれる「マクロファージ」という細胞がヘルニアを異物とみなし食べてしまうようなのです。
なお自然消滅に要する期間は、2か月から6か月の間と考えられます。
本日来院された患者さんは、症状はひどかったのですが、椎間板ヘルニアのタイプでは程度の軽い2、の脱出型でした。
私の40年の臨床経験でいえることは,80パーセントが3か月で改善し、残りの20パーセントのほとんどは6か月以内で症状が改善します。
しかしながら、椎間板ヘルニアそのものは、3、4の重症なタイプでない限り改善しないのです。
それではなぜ関節ニュートラル整体の施術を受けて90パーセントの患者さんが改善するのでしょうか?
関節ニュートラル整体は、全身に存在する206個の屁値から構成される2百の関節の8方向の弾力を改善するテクニックです。
言い換えると、関節を覆う膜(神経や血管など)を整える技術なのです。
80パーセントの患者さんが急性期は1か月です。
急性期は,消炎鎮痛剤で症状をやわらげるとともに安全確実な関節被膜を都と煮える技術が必要不可欠です。
及川治療院では、あくまでも患者さんの利益を最優先して,日々の臨床に励んでいるのです。
本日の患者さんは,整形外科、接骨院,針灸院、カイロプラクティック,整体を経験しました。
どこに行っても,わかりやすい説明と,腹落ちする技術(手技療法とリハビリテーションの重要性)を受けたことはないとのことです。
症状はほとんど取れましたが、現在ではひと月に2回のメンテナンスのために来院してくださっているのです。