牛久市整体 肩の痛み

茨城県牛久市で開業して34年になる及川治療院です。

いわゆる五十肩(肩関節周囲炎)が両側で起きた患者さん(69歳男性)が茨城県鉾田市から来院されました。

発症して4か月目ですが、痛みのピークは過ぎたようです。

ただし関節の動きはとても悪く,首の痛み、頭痛、背中の痛み,腰痛がひどいとのことでした。

脊椎の専門病院でMRIと肩関節のレントゲン検査や血液検査を受けましたが、リュウマチ性関節炎や手術が今すぐ必要な状態(頚椎や腰椎の狭窄)は見られないとの診断でした。

頸椎症(頸部脊柱管狭窄症)のテスト,頚椎椎間板ヘルニアのテストである,ケンプスサイン,10秒テストはマイナスでした。

首の神経学テストがマイナスで、肩関節のスクラッチテストに異常があることから、五十肩であることが予想されました。

全身にある206個の骨からなる200の関節の8方向の弾力を丁寧に検査して調整しました。

炎症が残っている両肩以外の関節の可動域が改善されたため、「非常に体が軽くなった」という感想をいただきました。

関節ニュートラル整体は、手技療法とリハビリテーションからなる類まれな治療法です。

一般にリハビリテーションといえば、患部をリハビリすると考えられますが、このケースのように、両肩の肩関節周囲炎の症状が残るケースでは、残りの関節の可動域を改善したりすることが何よりも重要なのです。

交通事故によるむち打ち症(90パーセントが頚椎の6番上の5番の可動性亢進症です)や,腰椎椎間板ヘルニア(90パーセントが腰椎5番上の4番の可動性亢進症です)に対しても、同じように患部以外の関節可動域を改善することが大切なのです。

あくまでも、全身の関節の調整とリハビリテーションが必要不可欠です。

全身の関節の可動域や弾力の検査をするということは、大変な労力を要します。

関節ニュートラル整体を用いて、1人の患者さんを検査し調整する時間は、最低でも30分はかかります。

実働時間が8時間とすると、休まずに仕事をしても16人を見るのが限界なのです。

私の目標は、80歳まで現役で仕事をすることですので、一日で10名で十分です。

1人1人の患者さんの症状が覚えられる程度の人数が適切なのです。

ともすれば怠けがちになる、自分自身の弱い心に毎日負けないで仕事することができればいいのです。

現役でいる限り、常に関節ニュートラル整体の技術を進化させることが私の責務です。

最高の技術と、常に初心を忘れない心で患者さんに向き合いたいものです。

鉾田の患者さんが最後に見せた笑顔が、関節ニュートラル整体の効果を物語っていました。