茨城県牛久市で,腰痛やひざ痛などの関節の痛みの専門家、及川治療院です。
ストレートネックでストレートバックでもある患者さん(つくば市在住、30歳女性)が交通事故による背中の痛みで来院されました。
初診時は前屈して床にタッチするテストがマイナス20センチの状態でした。
本日で7回目の関節ニュートラル整体の施術ですが、床にタッチできるようになりました。
全身には206個の骨からなる200の関節が存在します。
正常な関節には,それぞれに1ミリずれて元に戻る免震構造システムのような機能があるのです。
この患者さんは、頚椎の6番上の5番と,腰椎の5番上の4番に可動性の亢進(動きが付きすぎて痛む状態)が見られました。
したがっていわゆるむち打ち症の状態を根本改善するためには、動きが悪い関節を動きが亢進している関節と同じ状態に整える必要があるのです。
関節ニュートラル整体は手技療法とリハビリテーションが一体となったケアーシステムです。
痛みが軽減した後に、椅子を用いた起立着席運動(つかまり立ちでのベンチスクワットを5秒かけて起き上がり、5秒かけて座る)を毎日30回行うように指導しています。
呼吸が苦しくならない強度で28日間継続すればしめたもの。
いきなり高回数ができなくても大丈夫。
無理なく回数ができるようになり毎日朝晩100回できるようになるのです。
大切な事は毎日の習慣を継続すること。
空腹時に行うことで異所脂肪(皮下脂肪以外で、内臓や血管についた脂肪)が代謝するのです。
低強度高回数のつかまり立ちでのベンチスクワットであれば、ほとんどの患者さんが毎日継続できるのです。
関節ニュートラル整体の目的は骨の形を整えることではありません。
関節を覆う膜の中でも最も硬くなるのは、筋肉や腱(筋肉と骨を連結するアキレスけんなど)です。
言い換えると筋肉や腱が固いタイプの方は、筋トレとストレッチの組み合わせが有効なのです。
単にストレッチを継続しても柔軟性が向上しない方でも、あきらめることはないのです。
及川治療院オリジナルの腰痛肩こりケア体操は,自分で関節の弾力を回復できる全身の筋トレストレッチです。
腰痛肩こりケア体操をマスターするためには、毎日30回のベンチスクワットの後に和式トイレに座って頭を下げるストレッチを10秒行うことが大切です。
この習慣を継続することで、3か月経過しても改善しない慢性痛(腰痛、背中の痛み,首の痛み、ひざの痛み,股関節の痛み,肩関節の痛み,ひじ関節の痛みなど)の9割は完治するのです。
3か月後この女性がどうなったかをご報告します。