仙腸関節の痛みの9割は改善できます。

仙腸関節は骨盤の中にある関節です。 左右にそれぞれ2個ずつあって、上半身と下半身を連結している関節です。

前屈や後屈する際に、骨盤が動作の反対方向にほんの少し動くのがわかります。

太ももの後ろにあるハムストリングス(座骨下腿筋)の拘縮や、アキレスけんの拘縮があると前屈の際に骨盤が後方に動く動作が十分にできないケースがあります。

反対に股関節前面の筋肉で腹筋の10倍の強さを持つ股関節や体幹の屈曲の筋肉として知られる大腰筋(腸腰筋と腸骨筋)の拘縮があるケースがあります。

それぞれのケースで十分な腰椎の屈曲が制限され、その反対に過剰な伸展が起こり結果として腰痛になるのです。

その対策として、拘縮した筋肉の収縮と弛緩のリハビリとストレッチが大切です。

大切なことは、解剖学や生理学の基礎知識があるセラピストにわかりやすい動作解説と適切な予防運動を教えてもらう事です。

平均寿命が30歳であった江戸時代までは、老後の心配は無用でした。

それまでは世界中の人口の90パーセントがその日暮らしでした。

最初に統計が始まった明治時代は平均寿命が40歳でした。 

その時代と比較して約2倍となった現在の超高齢化社会。

30歳までの全盛期、60までの後退期、90までの衰退期と3倍長生きするのが珍しくない時代なのです。

しかしながら未然に予防することで十分に危険を回避できるのです。

変形性関節炎は45歳未満ではわずか2パーセント。

45歳以上は15倍の30パーセントに急増します。

60代で63パーセント、80歳で87パーセントになることが国際統計で判明しています。

仙腸関節炎にしても、最も大切なことは予防改善の意識を継続する事です。

全身には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

健康であればそれぞれに8方向に1ミリずれて復元する免震構造システムに勝るとも劣らない機能が備わっているのです。

言い換えると関節がずれているのではなくて、関節が1ミリずれて復元する機能が正常に機能しないと腰痛や肩こり、背中の痛み、首の痛み、四肢の関節の痛みで苦しむ事になるのです。

この機能の保守点検が関節ニュートラル整体のケアシステムなのです。

検査と調整が表裏一体となった安全安心なケアシステムですので老若男女に対応できるのです。

人間の骨格は不揃いな部材が総もちで支える構造です。

頭の骨がまるでジャガイモのように凸凹しているように、骨盤や仙腸関節も左右対称に整っている方はいないのです。

大切なことは全身の関節の弾力と筋肉をはじめとするはじめいわゆる軟部組織の弾力を正常に保つことです。

時代の先を見て常に進化発展を継続し続ける技術が関節ニュートラル整体のケアシステムなのです。