9割の関節の痛みは、関節の弾力を改善することができれば改善します。

全身には約206個の骨から構成される約200個の関節が存在します。

正常であれば、それぞれの関節に8方向に1ミリずれて復元する機能があります。

それは巨大地震の衝撃を10分の1以下に緩衝する免震構造システムに勝るとも劣らない機能なのです。

当然ながら、この機能が働くのは平常時ではなく地震が起きた時です。

同様に関節に弾力があるか否かは一つ一つの関節を検査して初めて確認することができるのです。

日本が世界に誇る新幹線の運行システムは、絶え間ない検査や早めのメンテナンスがあってはじめて安全が担保されているのです。

我々の体も、問題が起きてから対応するのではなく、常に検査とメンテナンスをすることが大切です。

ありがたいことに、人間の体は、硬い骨は約2年で入れ替わります。

柔らかい組織(筋肉、血管、軟骨、神経など)は約3か月で入れ替わっているのです。

言い換えると人体は、常に破壊と再生を繰り返して健康を保っているのです。

この機能が正常であるか否かを測る目安の一つとして、関節の可動域を検査するのです。

人間の関節の動きは、そこからさらにたわみと遊びの段階があるのです。

これを検査しメンテナンスする技術が、関節ニュートラル整体なのです。

関節ニュートラル整体には、関節の調整と軟部組織の調整があります。

それぞれの自動運動と他動運動(たわみや遊び)を検査して、不具合があれば直ちに調整するシステムが関節ニュートラル整体なのです。

腰痛、背中の痛み、首の痛み、四肢の関節の痛み(股関節、ひざ関節、足関節、肩関節、肘関節、手関節の痛み)を総称して、関節の痛みといいます。

全身の関節の自動運動と他動運動の検査をして初めて、症状が起きている関節の痛みを改善することができるのです。

このようにして、採算を度外視して行う検査や調整を継続するすることで初めて、健康を保つことができるのです。